2024年 5月 3日 (金)

ホワイトカラーの仕事がなくなる!?急速に高度化する「人工知能」米国では企業決算記事も自動化

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   コンピュータが人間のような判断、働きをする「人工知能」が目覚ましく進歩している。この分野への投資もかつてなく活発で、技術革新が進んでおり、かつて人間にしかできないと思われた知的職業にまでコンピュータが進出しているという。

バスケットボールの試合中に瞬時に解説記事

   アメリカの「オートメーテッド・インサイツ」というベンチャー企業は、コンピュータが自動ですばやく記事を作成する仕組みを開発した。たとえば、バスケットボールの試合である選手がシュートを打つ瞬間にその選手の過去のデータを調べ上げ、「この選手は最近はスランプで、3ポイントシュートを15本中2本しか決めていない」などと解説してみせる。

   「スランプ」などという単語は、人間じみた表現に聞こえるが、これはコンピュータが過去の記事などをもとにどの程度の得点率で「スランプ」という言葉が使われるのかを調べあげた上で、用いている。

   この会社の「自動記事」は100社以上に導入され、年間10億本の記事が生産されており、世界有数の通信社も決算記事に使っているという。決算記事は膨大なデータを比較参照するのに大変な時間がかかっていたが、仕事が早いコンピュータのおかげで記事の本数が10倍に増えたという。

   オートメーテッド・インサイツのCEOは「データ分析や計算能力という点で、機械は人間よりずっと優れている」と話す。

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