2024年 5月 7日 (火)

浅草の老舗で聞いてみた「経営めぐって親子ゲンカどう解決?」ウチもよく揉めるよ

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

「どんなにもめても、夜お酒飲んで話すとわかりあえる」

   うまくいかなかった話もあった。釜めしの「麻鳥」(創業40年)とシーフードの「月見草」(創業66年)を経営する??賀昭裕さん(59)は3代目で、20歳で先代の父から店をまかされ模様変えで大失敗した。

   「新しくしようと、親のバーベキューからフランス料理系にしちゃった。なんか客が減ってきたなと気づいたら全然こなくなっちゃった」。そこでバーベキューに戻したら客も戻ってきた。「親父とおふくろの人生を無視したわけだが、父は黙っていた。感謝してます」

   いま息子の重昭さん(31)が月見草で修行中だ。父の失敗談は「同じ話を何度も何度も、100回くらい聞いてる」。父はいま「商いは従業員を幸せにするのが原点」という。

   揚げおかきの杵屋(創業84年)の3代目(37)は麻布十番に店を出している。「反対したんだけど、女房が向こうについちゃって。女房は私のいうこときかないから」と2代目(70)の父親は話す。息子の言い分は「浅草だと黙っていても観光客が来てくれる。受け身」

   麻布では揚げパスタを考案した。それが売れている。父は「びっくり。さらに磨きをかけて」と注文を付ける。

   羽鳥「素直に良かったとはいいませんね」

   息子も 「ゆくゆくは浅草を継ぐ」という。

   赤江珠緒キャスター「商売は面白いなと思いましたね。ウチはサラリーマンでしたけど、商売してたらもめてたと思います。似てるんですよ」

   羽鳥「浅草で話しを聞いて、共通してるのは、どんなにもめても夜お酒飲んで話すとわかりあえると・・・」

   優木まおみ(タレント)「実家が中華料理屋で、弟が4月からやり始めるのでどうなるか。老いては子に従えといいますがが、いまは親も老いない」

   青木理(ジャーナリスト)「老舗でも変わらないと生きていけない。ただ、守らなくちゃいけないものはありますよね。これは親子に限らないでしょう」

   羽鳥「意思疎通は大事なんだなと思いました」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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