2024年 4月 30日 (火)

地球外生命ついに発見!?火星の衛星地底に可能性・・・日本の深海調査技術で確認

日本独自の微粒子採取プロジェクト「たんぽぽ計画」

   国谷裕子キャスターの「どんな生命がいると考えられますか」という質問に、海洋研究開発機構の高井研さんが答えた。「われわれのような目に見える大きな生物ではなく、地球の深海の熱水の周りにいるような『暗黒の生命』とよく似た生命が、エンケラドスの氷の下で生きている可能性が見えてきます」

   宇宙空間の微粒子を直接採取しようという日本独自のプロジェクトも動き出している。JAXA筑波宇宙センターの「たんぽぽ計画」だ。たんぽぽの綿毛のように宇宙空間に漂うチリを採取する計画であることから、この名前が付けられた。

   生命科学者の山岸明彦氏は「宇宙から来た微粒子の中に有機物があるということになれば、地球で生命が誕生する前に宇宙から有機物が来たことが確かになってくるということだと思います」と話す。

   国谷「地球外生命が直接採取できる時代になってきたということですね」

   高井「地球外生命の発見は研究のゴールではないんです。生命がどのようにして地球に誕生したのか。同じ生命がほかの星でも同時に誕生していたならば、地球の生命誕生のシステムは必然だった。ところが、別々の生命が誕生していたならば、生命が誕生するシステムにも多様性があって、その中でそれぞれの環境に適した生命が選択されたというシナリオが見えてくるということだと思います」

   たんぽぽ計画のロケットは14日(2015年4月)早朝にアメリカのケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる予定だったが、天候不順で1日延期になった。

(ビレッジマン)

NHKクローズアップ現代(2015年4月13日放送「ついに発見!?地球外生命に挑む科学者たち」)

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