2024年 5月 6日 (月)

<医師たちの恋愛事情>(フジテレビ系)
斎藤工ちっともセクシーじゃない「いまもっともセクシーな男」全力投球のドキドキ演技きもち悪い

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男版の壇蜜路線まっしぐら!本人も自嘲気味

   斎藤工はここ数年、頻繁にドラマ出演している俳優だ。私が初めて注目したのはNHKの時代劇「オトコマエ!」(2008年)だったが、その後、「カラマーゾフの兄弟」「八重の桜」「ガラスの家」「ミス・パイロット」などどれも良かった。彼はもともとサッカー少年で、ボクシングやカポエイラ、合気道など、どちらかといえば「男」指向の格闘技派である。

   その運動部的な一途さのせいか、求められている役割を真摯にこなす姿勢が役の間から見え隠れしていた。そこにはにじみ出る色気もあったし、その結果の「昼顔」のブレイクだったのだろう。そんな真面目な彼だから「セクシー」にも全力で応えてしまった。そしてセクシーが過剰になり脱線してしまったのではないか。

   斎藤工はこれからどうなってゆくのだろう。何かのインタビューで本人も冗談半分に言っていたが、男版の壇蜜のようになってしまうのだろうか。見た目もいいし、演技力は悪くないだけにそれではあまりに惜しい。

   「セクシー」な俳優に「セクシー」な役をやらせたら、「セクシー」ではなくなった。それどころか、コントかソフトAVに見えてきた。フジテレビはそのことに気づいているだろうか。少なくとも、斎藤は気づいていると思う。各種インタビューやバラエティで、自分がセクシーの一点突破で使われていることを危惧する発言を頻繁にしている姿は、「セクシー」にがんじがらめにされているようで痛々しい。

   「今が旬の」と冠を付けられている人に向かっていう言葉でもないが、いくつか映画関連の連載もしているという豊富な知識を生かして、別の活路を見出してほしいと切に願う。(木曜よる10時~)

カモノ・ハシ

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