2024年 4月 29日 (月)

<ようこそ、わが家へ>(フジテレビ系)
月9初主演・相葉雅紀クン影薄い!沢尻エリカ、山口紗弥加、南果歩ばっかり目立って・・・ドラマ目玉ホントはそこ?

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エリカ様さすがだねえ・・・目の下のたるみ消えお肌のハリ完璧!

   3人の女優陣がとても興味深い。一人目は沢尻エリカ。「ファースト・クラス」で久しぶりにドラマ復帰したときは、ブランクのせいか私生活の心労のせいか、目の下のたるみが目立ち、やっぱり美形は老けが早いのかとついつい余計なことを考えてしまうぐらい疲れていた。その後、「ファースト・クラス2」を経て、今回、月9ヒロインを見事にゲットした彼女は、全盛期と同じぐらいかわいい! あのたるみはどこへやら、お肌のハリも完璧。仕事の順調ぶりが如実に顔に表れる、まさに「ザ・女優」といった見事な復活に感服する。

   二人目は山口紗弥加。敏腕部長の横領疑惑を粘り強く追い詰める真面目な経理部社員の役なのだが、目線を合わさず低く震える声で「は、配送会社に、確認を取りましたっ」と言う台詞回しが本当にリアルでいい。そうそう、こういう真面目すぎて浮いてる人、会社にいるよねと思わず頷いてしまうが、会社勤め経験がないだろうに、役作りの上手な女優さんだなあとこれまた感心する。

   そして最後は南果歩。呑気な倉田家の中でも断トツ、頭に咲いているお花が見えるようなゆるふわお母さんなのだ。嫌がらせの大量の宅配ピザを前に「ピザパーティねえ」と楽しげにピザを並べたり(普通受け取らないだろ!)、何度も花壇を荒らされて「やっぱりゼラニウムがいけないのよお」と見当違いのことを言ったり。「会社の同僚」と健太に紹介された明日香を前に、「ゆくゆくは、同居とか、ねえ」と先走ったことをつぶやくなど、実際いたらドン引きの連続だろう。もちろん確信犯のキャラ設定だとは思うけど、甲高い声と組み合わさると、このドラマの一番の恐怖に思えてくる(ついでにこんなお母さんが好きと堂々と息子に言っちゃう陶芸の先生も恐怖)。

   おっと、相葉くんの主役を祝っておきながら、彼のことを書かずに終わるところだった。ごく平凡な家族思いの実家暮らしの普段は目立たない健太が、勇気を出して明日香を突き落とした男に向かっていくシーンはすごく迫力があった。地なのか演技なのかはともかく、頭も体も弱そうな、だけどいい人の役、ぴったり。よかったねえ相葉くん(と、またもや親戚目線)。

   原作を読んだはずなのに結末覚えていないので、来週もまた観ます!

(カモノ・ハシ)

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