2024年 4月 29日 (月)

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世界標準規格めぐってEUとアメリカが熾烈な主導権争い

   問題は「IoT」の規格化だ。すでに熾烈な戦いが始まっていた。4月(2015年)にドイツで開かれた見本市「ハノーバーメッセ」では、「industrie 4.0」がキーワードだった。「第4の革命」という意味で、メルケル首相は「i4.0をEUが推進すれば、さらなる強さと安定を手にできる」とぶった。 「i4.0」を世界の統一規格にしようという意思表示だった。

   アメリカも負けていない。GEなど大手5社が企業連合を組んでパソコンソフト「ウインドウズ」のような標準化をもくろむ。すでに170社が参加して、毎週2~5社が加わっていると鼻息は荒い。先週、日本で初の推進会議を開いて、日本の大手電機メーカーなど5社が参加した。

   森川氏はこの動きを、「集まる場をつくろうということ。多くの人が使えるプラットフォームは競争力を高めるが、仲間はずれは恐い」という。ただ、「日本の企業は技術力が高く、1社でできる力があるが、集まる場を持っていない。そこが欧米と違う」

   ドイツもアメリカもまだアドバルーン 段階である。日本企業は技術のオープン化はリスクがあるので様子見らしい。何とも日本的だ。効率化でコンピューターが人間に指示を出す未来とはどんなものなの か。チャップリンの「モダンタイムス」みたいなことにならなけりゃいいが。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2015年5月28日放送「新・産業革命?『モノのインターネット』の行方」)

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