2024年 5月 5日 (日)

最下位グセをぶっ壊せ!首位争いベイスターズ支える「プロ野球素人集団」ファンも選手も楽しいチーム

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横浜スタジアムに「チーム戦略ルーム」詳細データでフォームや相手チーム研究

   最下位が当たり前だったチームの力を高めるのはそう簡単ではない。実は秘策があった。スタジアムの一角に「チーム戦略ルーム」がある。ここには12球団のほぼすべての試合の映像をサーバーに保管し、データを解析して選手は携帯端末で1球単位で見られるようになっていて、精緻なデータが試合を左右する武器になっている。

   12球団で最も若い4番の筒香嘉智選手(23)はこのシステムで自分のフォームや対戦相手投手を研究し、打撃部門すべてでトップ3に入っている。「イメージもつきやすいし、相手ピッチャーの球種を見せてといえばすぐに出してもらえる。僕にとっては絶対にないといけない」

   もう一つは高田茂ゼネラルマネージャーの存在だ。中畑清監督を試合の采配に専念させ、自分はチームの編成や若手育成に力を入れてきた。抑えの切り札、ルーキーの山崎康晃投手はリーグトップの19セーブを挙げており、登板するとファンは一斉に立ち上がって出迎える。ドラフト下位で入団した関根大気選手は大事な場面で貴重なタイムリーを打ち、プロ2年目とは思えない勝負強さを発揮している。

   ただし10連敗からどう立ち直るか。チームの底力が試されるのはこれからである。

   「観客動員で勢いがついてきたチームの今後の課題はリピーターですよね」と言う国谷裕子キャスターに、かつてのベイスターズ投手の小宮山悟・元投手(野球評論家)は次のように答えた。「ここにきて10連敗は残念だけれども、4、5月に頑張りすぎた反動が来ている。10連敗の負け方もひどい負け方ではないと判断できるので、これからも期待が持てます。首位に立って堪える経験をしていないので、もっともがいてほしい。それが来年にも繋がっていく」

   最下位グセがまたぞろ出てしまったわけではないだろう。国谷キャスターは触れなかったが、先陣を切って男性社会のプロ野球に切り込んだ南場球団オーナーの心意気をくみ取って頑張ってほしい。

モンブラン

NHKクローズアップ現代(2015年6月17日放送「『常識破り』の球団改革 ~密着・DeNAベイスターズ~」)

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