2024年 4月 29日 (月)

EU残留か離脱か―ギリシャ国民投票あさって5日!どちらに転んでもEU経済政治混乱

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国民6~7割「緊縮策賛成・EU残留支持」

   「妥協か、決裂か。両方の立ち位置はどういう状況だったのでしょうか」と国谷裕子キャスターがニッセイ基礎研究所の伊藤さゆり上席研究員に聞いた。「資料で見ると、緊縮策を実現するためのアプローチ、理念の違いが大きい対立点だったようです。年金改革のスピードで支援者側はより速くということだったが、その裏側にある財源をどう捻出するかという理念の違いがうかがえます。

   というのも、ユーロ圏側は広く薄く公平に分担したほうが経済成長のためになるという理念で修正案を提案したのに対し、ギリシャ側が提案した新たな改革案は、弱者に負担を求めるからには、それ以上の負担を企業に求め、法人税をユーロ圏が提示した28%より高い29%にアップし、期間を1年に限定した特別法人税を創設するというものだったのです」

   世界経済を左右しかねないという見方が出ているなか、国民投票の行方はどうか。伊藤上席研究員は「イエスの割合が高く、6~7割がユーロ残留を望んでいると言われます。ただ、態度を決めていない浮動票もあり、人気のあるチプラス首相は『イエスが過半であれば辞任する』と述べており、辞めてほしくないと思う人がノーに結びつく可能性もあり、予断を許さない状況ですね」という。

   国民投票の結果、EU離脱ということになれば、週明けの市場はどう動くか。ユーロ安、円高、株安になる可能性は高いとみられている。

NHKクローズアップ現代(2015年7月1日放送「緊迫ギリシャ 危機は避けられるか」

モンブラン

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