2024年 4月 27日 (土)

<花燃ゆ>(NHK)
もう限界!「前代未聞の珍大河」イケメンも幕末エピソードもスベりっぱなし・・・とうとう乃木坂46大量投入とはズッコケた

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

一転、『大奥もの』も使い古された設定ばかりでオバサンもうんざり

   主人公のどうでもいいシーンが延々と流れるせいか、塾生が掲げる志が何なのか、イマイチ伝わってこない。そればかりか、幕末の歴史を描く時間がないとばかりに、桜田門外の変はテロップのみですませ、池田屋事件も禁門の変も、緊迫感がまるでなくパパッと過ぎるありさまだった。

   いつ誰が幕末男子を育てたのか全くわからないまま松陰が死に、久坂も死んでどうするのだろうと見ていたら、突然「新・花燃ゆ」と銘打って、長州藩の大奥(正確には奥)で文がキャリアアップする話になった。大奥もののお約束とばかりに、威厳のある総取締役、わがままなお姫様、意地悪な同僚など、使い古された設定ばかり。なのに、飛び道具的に乃木坂46を10人も投入するなど、どこをターゲットにしているのかもわからなくなってきた。

   奥で下働きとなった文が高杉晋作に礼服を届けに行くなど、苦し紛れに主要人物との絡みを持たせるものの、なぜか高杉が文のことが好きだったことを遠回しに告白していて仰天。要らなすぎるだろう、それ。そうじゃなくて、禁門の変後に長州征討がどうなったか知りたいんですが。

   何かと注目されるドラマで、低視聴率の責任は自分にありますと井上真央がけなげに話していたのを見て、かわいそうで応援していたが、もう限界。「利家とまつ」「功名が辻」でオバサンたち相手に視聴率を取った成功体験が忘れられないのかもしれないが、歴史上まったく無名な女を「内助の功」一点突破で主人公にすること自体、無理があるとNHKは早く気づいて欲しい。オバサンだって代替わりするんだからね。

   個人的には高杉晋作が好きなので、彼が死んだら視聴リタイアすることをここに宣言します。(NHK総合日曜よる8時)

カモノ・ハシ

文   カモノ・ハシ
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中