FIFA汚職一番のワル「ワーナー元副会長」開き直り!私は何か悪いことしたでしょうか
2015.07.17 14:46
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「史上最大の詐欺集団」に自浄期待できるか?
ワーナーは米司法当局の起訴を受けて地元の警察に身柄を拘束されたが、5000万円を支払い現在は保釈されている。ワーナーが疑惑にどう答えるか。「クローズアップ現代」の記者がトリニダード・トバゴでインタビューした。
「私の力で北中米カリブ海のW杯出場枠が1から3.5に増えた。それでわが国はW杯初出場を果たせたのです。私の貢献は誰の目にも明らかです。私が何かしたというのでしょうか、悪いことなど何もしていません」
辞任を表明したブラッター会長の後任を決める臨時総会の日程が、近くスイス・チューリッヒで開かれる臨時理事会で決まる。そのFIFAの理事に今年5月(2015年)選ばれた田嶋幸三・日本サッカー協会副会長に国谷裕子キャスターが聞く。
「普通は大きなスキャンダルが起きると、組織は第三者の目を入れて徹底的に問題を洗い出し、対策を打ち出します。FIFAはその方向に向かうのでしょうか」
田嶋理事「そういう方向に向かう今がチャンスだと思わなければいけないと思います。選挙の方法やマーケティングなど、透明性を増やしていく必要があります。会長や理事の任期や定年制についてはすでに話し合いが行われており、実現させなければいけないでしょうね」
ゲームではファールには厳しくペナルティーを科すサッカー競技とは対照的に、FIFA内部では不正を知りながら誰もレッドカードを出さなかった。果たして自浄を期待できるだろうか。
モンブラン
*NHKクローズアップ現代(2015年7月16日放送「FIFA 腐敗の深層」)