2024年 5月 7日 (火)

<表参道高校合唱部 !>(TBS系)
芳根京子「垂直跳び」足がいい!次回はどの曲が合唱に?楽しみな毎回のアレンジと心に響くひと言

さすがにうまい神田沙也加!出し惜しみせずもっと聴かせて

   勉強もスポーツもそこそこできて、イケてる子たちのグループは一軍、平凡な人たちは二軍、パッとせず存在価値のない子たち、あるいは自分たちの世界に突っ走っちゃって帰ってこない、休み時間には一人ぼっちでぼーっとしてる類は「圏外」と言われている。学校カーストの問題は、映画化された「桐島、部活やめるってよ」でも描かれていた。学校という社会の中で誰もが思い当たる節のあること。重要なのはどのグループに属するかで、自分がほんとうは何をしたいのかが見つからない。

   一軍の人たちに媚びない真琴は、いつの間にかイジメの標的にされてしまう。やさしく近づいてくる子たちが実は陰でイジメを画策しているというのはありがちな展開だけど、心が通じるきっかけに「歌」があるのがポイントになっている。大事なのは相手の「声」を聴くこと、合唱に補欠はないなど、心に響くセリフもある。

   第1話では、「涙そうそう」とジュディマリの「Over Drive」が歌われた。特にクライマックスの「Over Drive」は改めて歌詞をかみしめると、ジワッとくる。

   2話では「翼をください」。この先、どんな歌が合唱にアレンジされるのか楽しみ。さらに楽しみなのは教師役、神田沙也加の歌声である。「アナと雪の女王」で再ブレイクするまでこんなに歌がうまいとは気づかなかった。蚊取り線香のCMソングも流れるたびに聴きほれている。隠し玉にしていないで早く聴かせてほしいものだ。

   ところで、2話で自分の声がよく響いて聞こえるからと、バケツをかぶって歌う練習をしていた。これマジですか。聞いたことないんだけど。(金曜よる10時)

ツキノ・ワグマ

文   ツキノ・ワグマ
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