2024年 4月 30日 (火)

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イケメン弁護士のチン切り慶応法科院生に待ってる「懲役15年」「賠償請求ウン億円」

   元プロボクサーが妻が勤めている弁護士事務所で、弁護士の一物をちょん切ったという事件には驚かされた。週刊新潮と週刊文春が競っているが、被害者には失礼だが、週刊文春のタイトルがうまい。「ボクサー夫に『チン』を狙われたイケメン弁護士『痛すぎる』報い」。ボクシングのチン(アゴ)とアソコを掛けたのはさすがだ。

   加害者は小番(こつがい)一騎(24)という慶應大学法科大学院3年生。週刊文春によれば、秋田の高校を卒業して明治大学に進学、その頃から渋谷区内のボクシングジムに通い始めたという。なかなかいいボクサーだったそうだが、弁護士になると決意して慶應に編入したのが2年前。同級生の評価は「真面目でまっすぐな性格」だそうだ。勉学に励んでいたが頭はスキンヘッド。

   20代の奥さんの出身は厳格なカトリック一家で、父親の仕事の関係で海外にも行っていたという帰国子女だ。ボランティア活動で小番と知り合い、2年ほど前に結婚したらしい。なぜ真面目な男がこのような猟奇事件を起こしたのか。捜査関係者がこう話す。

<「A氏(弁護士=筆者注)とB子(小番の妻=筆者注)は複数回にわたり肉体関係があったようだ。ある日、それが小番の知るところとなった。小番がB子さんを問い詰めたところ、B子さんが『A先生にお酒を飲まされ、性行為を強要された』と主張。それを鵜呑みにした小番は当日、妻を連れて話し合いに出向いた。逮捕後、小番は取り調べで、妻が準強姦をされたからと動機を述べているが、真相は違う」>

   ということは、AとBは合意の上だったというのだろうか。妻のいい分だけを信じた小番は、購入した刃渡り6センチの枝切りバサミを忍ばせ、話し合いがこじれるとボクシングで鍛えたパンチをA氏の顔面に叩き込み、下着を脱がせてA氏の男性器をハサミで切り、それを事務所のトイレに流してしまった。

   真面目だった小番だけに、男と女の機微を考えることもなく、怒りにまかせてやったのだろうが、<最悪の場合「傷害罪の上限にあたる懲役15年に近い判決が出る可能性がある」(郷原信郎弁護士)>週刊新潮)というし、民事訴訟が提起されれば「億単位の賠償請求は免れない}(同)。この夫婦が失ったものは限りなく大きい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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