2019年 7月 21日 (日)

「元少年A」マスコミに自撮りヌード付き手記!自己顕示欲と世間逆恨み不気味で恐い

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   元少年Aが書いた「絶歌」(太田出版)は25万部を超えるベストセラーになったが、評判は芳しいものではなかった。私も以前ここに書いたが、自分が犯した罪への十分な反省もなく、自己弁護と自己愛を書き連ねた駄作である。世間の評価があまりにも低いことに腹を立てたのだろうか、元少年Aが出版社や新聞社に2万3000字(週刊新潮)にもおよぶ手紙を送りつけてきたのである。

   その内容は「少年A『手記』出版 禁断の全真相『裏の裏』」。この男、週刊誌の読みすぎではないのか。『週刊文春』「週刊新潮」「女性セブン」がこの手紙を取り上げているが、その内容の大半は、本を出すきっかけとなり、一時は大尊敬していた幻冬舎・見城徹社長への「恨み」節だという。

   「絶歌」が出たとき、週刊文春に語った見城氏のコメントに反発したという。たとえば「それ以降(太田出版社長に本を出すことを依頼した後=筆者注)Aとは連絡を取っていない」、本は「僕は読んでいない」といったことに対して、見本が出来上がったところで見城氏にお礼の手紙を添えて本を渡した。その後「装丁も本文の構成も申し分ない。完璧だ」というメッセージをもらっていると、こう続けている。

<出版後、世間からの非難が殺到すると、見城氏は態度を豹変させ、靴に付いた泥を拭うように、僕との接点を『汚点』と見做して否定(注・し)ました>

   Aが手紙を送り、熱心に出版を勧めた見城氏が、出版後に批判が殺到したことで、この本との関わりを忘れたい、自分は関係ないかのような態度を取ったことに「裏切られた」という思いが強いようだ。

<見城氏はいろいろな場所でG(義理)N(人情)O(恩返し)こそが自分の信念であるとのたまっていますが、彼が『GNO』を貫くのはどうやら政治家、企業家、芸能人限定のようです。相手が物を言えない元犯罪者であれば、尻を拭って便所に流してしまえば一件落着というわけです>(Aの手紙)

   この件はなかなか辛辣な見城批判になっているが、手紙のほぼ全文を載せている週刊文春を読み通してみても、<それほどまでに見城社長に憤慨する理由がいまひとつハッキリしない>(週刊新潮)。だが、私は見城氏が<忠誠を誓った僕を生贄に捧げ、『異物排除』を連呼する共同体の靴に接吻するという、切腹ものの生き恥を晒した>というところにそれを解くカギがあるような気がする。

   一文字一文字刻むようにして書いた本が、評価どころか批判の嵐に晒され、頼みにしていた見城氏も彼を守ってくれず、共同体の側に逃げ込んでしまったことへの恨み辛みではないのか。

   Aは「存在の耐えられない透明さ」というホームページを立ち上げたそうだ。そこには自撮りした裸の写真とAが愛してやまないナメクジをモチーフにした作品があるという。罪の重さを意識せず、強烈な自己顕示欲で世間を逆恨みするAの「刃」がこれからどこへ向かうのか。予測できるだけに心底恐い。

総裁選「野田聖子」死に物狂いで引きずり下ろした安倍自民党!なんとケツの穴の小さいことよ

   自民党総裁選は対立候補なしで安倍首相の再選が決まったが、この過程で明るみに出たのは安倍の形振り構わない妨害と、自民党という党のどうしようもない堕落ぶりであった。

   週刊文春によれば、野田聖子前総務会長(55)が立候補の意思を表明してから、官邸は「推薦人になりそうな議員をリストアップし、片端から電話していました。比例選出のある女性議員は、安倍陣営から『次の選挙』をチラつかせて脅された」(与党担当記者)そうだ。

   だが、9月4日以降、古賀誠元幹事長が動き出した。古賀氏は外務大臣・岸田文雄氏の率いる派閥の名誉会長であり、野田氏が「政治の師」と仰ぐ人だ。安倍首相が強引にすすめる安保法案にも批判的である。

   古賀氏の動きで一時は18人から20人の推薦人が集まったという情報が駆け回ったそうだが、肝心の岸田氏がポスト安倍を狙うのに自派もまとめられないのでは先がないと慌てて、派閥の全議員に「推薦人になるな」と電話して潰してしまったという。結局、古賀対岸田の「抗争」は古賀氏が敗れ、野田氏は9月8日に記者会見を開き無念の出馬断念を発表した。

   何とケツの穴の小さい安倍首相と自民党であろう。安保法案、消費税増税、TPP交渉、対中国・韓国との外交問題など、問題は山積している。総裁選を機に国民にそうした問題について語りかけ理解を求めるのは、政治家として当たり前である。

   野田氏は10日付の朝日新聞でこう語っている。「安全保障関連法案も原発再稼働も、世論調査で賛成が過半数ない中を乗り越えないといけない。自民党に対する不安が募っている中、『いやいや大丈夫だよ』と払拭(ふっしょく)し、きちんとしたプロセスを経て選任されるほうが、安倍内閣にとっても強固な基盤を維持できたんじゃないかな」

   安倍政権に腹の立つことがまた増えた。消費税を10%に引き上げた場合、酒を除いた飲食料品を購入したら2%分を後で返すという案のことである。上限年間4000円というのも腹が立つが、いちいちレジで払う際、マイナンバーカードを出さなくてはいけないというのは、マイナンバーが普及しないことを想定している役人のサル知恵である。

   スーパーなどはそのための設備をしなくてはならないし、消費者はレジでの面倒が増えるだけである。こんなふざけたことを考えずに、アベノミクスは失敗したから10%引き上げは断念するといえばいいのだ、安倍さん。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める。
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。
【著書】

編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか
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