2024年 5月 22日 (水)

「盗まれた名刀」持ち主に戻らない理不尽・・・被害側が買い取り費用負担

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国の重要文化財でも簡単に売買

   それにしても、国の重文が盗まれたあと簡単に売買されてしまっていいのかという疑問がわく。古美術商によると、重文でも個人の所有なら売買は自由なのだそうだ。刀剣愛好家の世界では重文かどうかに関係なく、刀の良さで売買が成立することが多い。国宝級の盗品が数億円で取り引きされるケースもあるという。

   法律上は、盗品と知らずに買った人は盗難から2年以内は返還義務が生じるが、対価は請求できる。盗難から2年を超えると返還義務はなくなり、通常の売買になるという。

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「2年は時効ということでしょう。2年間どこかに隠しておけばいいわけで、相当に短い時効。そこを変えたほうが良い」

   吉永みち子(作家)「盗んだ人より、盗まれた人の方の罪が重いみたいに感じてしまう」

   国宝や重文などに認定された貴重な文化財は、個人所有であっても国の認定書付きでないと売買できないようにして、違反すれば罰則を科すなどの盗難防止策を講じてはどうか。まさか認定書も同時に盗まれることはあるまい。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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