待ったなし!団塊世代の後期高齢化・・・介護不足解消の知恵『埋もれた資源の活用』
2015.10.16 12:52
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自宅か施設かではなくなく両方のいいとこどり
国谷裕子キャスター「少しでも今ある資源をフル活用する仕組みは大きいと思いますが、感想はいかがですか」
高齢者の暮らしや住まいに詳しい高齢者住宅財団の高橋紘士理事長がこう答えた。「今までは自宅か施設かだったのが、その中間系のベッドシェアリングができました。在宅と施設のいいとこ取りと思います。そのことによって、在宅生活を継続する可能性が増え、結果的に施設の利用期間が短くなるメリットがあります。医療やケアがいざ必要だという時に、身近なところに届くサービスは今後も切り札になっていくと思いますね」
ここに挙げた取り組みは東京圏の中の点にしか過ぎず、多くの地域で『埋もれた資源』は眠ったままだ。たとえば、老朽化が進む公営住宅の空き家は、東京だけで68万4600戸(2013年)もある。埋もれた資源の活用が急がれる。
モンブラン
*NHKクローズアップ現代(2015年10月14日放送「安心できますか?『大都市での老後』~在宅ケアの新たな取り組み~」)