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「マンション杭工事」危ないのはどこだ?支持地盤深い大宮、新浦安、北千住・・・
三井不動産レジデンシャルが販売した「パークシティLaLa横浜」の杭打ち偽装『事件』は燎原の火の如くひろがり、他の不動産会社にも飛び火している。週刊新潮は「今から『自宅マンション』を点検できる完全ガイド」を巻頭から特集しているが、いま住んでいるマンションの杭打ち偽装を調べるためには相当なカネが必要で、とても一人でできるものではない。迂遠だが、週刊新潮が首都圏の地盤の深度を表した「地盤マップ」を掲載しているので、これを見て、自分の住んでいるところは支持層がどれぐらい深い所なのかを知ることはできる。
20メートル以上あるところでは一応疑ってみたほうがいいという。私が住んでいる中野区は12メートル、東京駅周辺は17メートル、東京スカイツリーのあたりは29メートルだそうだが、越谷レイクタウンは49メートル、北千住は49メートル、大宮は50メートル、豊洲は41メートル、新浦安は55メートルと、相当深いところがある。
浅いと思っているところも起伏があるので、心配ならマンション販売時のパンフレットや竣工したときの資料が手許にあれば、杭の長さが10~20メートルといった表記になっていないかを調べるといいという。同じ建物でも杭の深さがバラバラということは傾斜地に建っているということだから、気をつけたほうがいいそうだ。
そんなことをいわれても、わかったからといってどうするのか。それでも知りたい。そんなアンビバレンツな感情にマンションの住人たちは襲われているに違いない。