2024年 5月 7日 (火)

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NHK「クローズアップ現代」3月打ち切り?安倍首相のお友達・籾井会長が嫌ってるらしい

   その安倍首相と『お友達』の籾井氏が会長を務めるNHKで大きな動きがあるようだ。NHKの良心とまでいわれる「クローズアップ現代」を打ち切りにしようという動きが加速していると週刊現代が報じている。<「NHK幹部の間で、『クロ現』は来年3月末で打ち切りになるという方針が大筋で決まったようです。また同時に、7時からの『ニュース7』の放送時間も短くし、現在の30分を15~20分にするという案が出ている」(NHK職員)>

   クローズアップ現代の打ち切り話は10年ほど前から局内で取り沙汰されていたという。それが安倍政権下になって再燃し、具体化したというのである。<「報道局の職員は抵抗していますが、止められそうにない」>そうである。

   安倍首相の傀儡・籾井会長が動いているのは間違いないだろう。今年2月までNHK経営委員会委員長代行を務めていた上村達男・早稲田大学法学部教授は「NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか」(東洋経済新報社)という本を上梓した。上村氏はこう語っている。<反知性主義の人物の特徴は、「話し合いや議論では、自分は勝てない」と自覚しているので、「オレは絶対に正しい」と強弁し、人の意見を聞かず、不都合になると怒リ出すこと。籾井会長は、このすべてに当てはまる。(中略)何でも理詰めで決めるべきだ、と言いたいわけではありません。しかし、世の中には最低限守らなければならないルールや、しかるべき地位の人物が、身につけておくべき徳というものがあります。
   法曹界からの反発や、国会での正しい手続きを無視して法案採決を進める安倍総理と、他人の意見を聞かない籾井会長の間には、「反知性主義」という共通点があるように思えてなりません>

   知性ばかりではなく、メディアの役割が何たるかも知らない人間が、自分の好みだけで優れた番組を終わらせようとするなら、NHKだけではなく、全メディアが批判の狼煙を上げなくてはいけないはずである。

   しがない雑文書きの私だが、自分の持ち場から「クロ現をやめてはいけない」と大声を上げよう。いまNHKの存在意義と、そこにいるジャーナリストたちの矜持が問われている。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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