2024年 5月 3日 (金)

温暖化歯止めのラストチャンス!COP21の焦点「排出大国」中国・インドが削減合意するか

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各国の目標達成できても地球平均気温3・5度上昇

   インドもCOP21に向けてCO2排出量を30年までにGDPあたり05年比33~35%削減を掲げている。30年をピークにしているのは中国と歩調を合わせたのだろうが、インドは先進国への注文がついている。目標達成のために30年までに太陽光パネルなど再生可能エネルギーを大々的に導入する計画だが、その費用を100兆円と見込んでいるのだが、温暖化をもたらした最大の責任は先進国にあるとして、資金・技術両面での支援を要求している。

   国谷「他の途上国はこのインドの主張をどうとらえているのでしょうか」

   田村主席研究員「インドは途上国のなかでも強硬派の立場を代弁しているんです。ただし、途上国も一枚岩ではなくなってきています。コスタリカやペルーなどのラテンアメリカの一部の国では、途上国も能力に応じた責任を取るべきだと主張を始めており、明るい話題もあります」

   すべての国が目標を達成したとしても、地球の平均気温は今世紀末までに最大3・度上昇する可能性があると国連環境計画が試算している。現在、地球の平均気温は14度前後だから17・5度に上昇すると地球はどうなるか。それでも温暖化を食い止めるには前に進めるしかない。田村主席研究員は「合意への勢いが盛り上がっていることから、今回の会議こそ目標達成へのラストチャンス」と指摘している。

モンブラン

*NHKクローズアップ現代(2015年11月25日放送「シリーズ瀬戸際の温暖化対策① 世界は一つになれるか」)

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