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「週刊文春」恒例ミステリーベストテン!国内は「王様とサーカス」、海外は「悲しみのイレーヌ」
週刊文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しておこう。国内の第1位は「王とサーカス」(米澤穂信・東京創元社)。第2位は「流」(東山彰良・講談社)。第3位は「戦場のコックたち」(深緑野分・東京創元社)。第4位が「ミステリー・アリーナ」(深水黎一郎・原書房)。第5位が「鍵の掛かった男」(有栖川有栖・幻冬舎)だ。
海外は第1位が「悲しみのイレーヌ」(ピエール・ルメートル・文春文庫)。第2位は「スキン・コレクター」(ジェフリー・ディーヴァー・文藝春秋)。第3位が「ありふれた祈り」(ウィリアム・ケント・クルーガー・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が「声」(アーナルデュル・インドリダソン・東京創元社)。第5位は「偽りの楽園」(トム・ロブ・スミス・新潮文庫)である。
私がこの中で読んだのは、「悲しみのイレーヌ」「ありふれた祈り」、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の「もう過去はいらない」(ダニエル・フリードマン・創元推理文庫)、「流」ぐらいである。
その中でお薦めは「もう過去はいらない」。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいハードボイルドの傑作だと思う。