2019年 7月 22日 (月)

トランプ、サンダースに期待するしかなくなったアメリカ八方塞がり!既成の政治ぶっ壊せ

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   アメリカ大統領選に異変が起きている。共和党でトップを走るドナルド・トランプ氏は政治経験ゼロ、豊富な資金力と過激な発言が売りだ。民主党は本命のクリントン前国務長官が、バーニー・サンダース上院議員に追い上げられている。ともに既成政治への失望が産んだ現象だ。

過激な主張・政策に引き寄せられる白人貧困層、若者たち

   トランプは資産総額5000億円といわれる不動産王で、4度の経営破綻を乗り切った実績で「職を創りだしたのが誇りだ」「偉大なアメリカを取り戻す」と豪語する。さらに、移民や難民への過激な発言が低所得層の不満を吸収している。「(不法移民対策に)国境に万里の長城を作って、費用はメキシコに払わせる」「貿易で中国と日本を打ち破る」「シリア難民はいらない。どんな奴らか知らない」といった具合だ。先週予備選のあったネバダ州はヒスパニック系移民が28%もいる。にもかかわらず、トランプは勝った。「トランプは正しい」と白人貧困層は夢を託す。

   サンダースはバーモント州選出のベテランだが、政治的には無名に近かった。その彼が若者に圧倒的に支持されている。ニューハンプシャー州の予備選では、出口調査で29歳以下で支持が8割を超えた。

   若者を捉えたのは、ウォール街と大企業の批判、公立大学の無償化、最低賃金引き上げなどの政策だ。アメリカでは禁句だった「社会主義」という言葉まで口にした。「富が1%の富裕層に集まるのは間違いだ」「アメリカを変える唯一の方法は、ウォール街と大企業に立ち向かう勇気を持つことだ」「政治革命の始 まりだ」と言う。「最も影響を受けるのは、君たち若者だ」も決めゼリフだ。

   ニューハンプシャーの大学生(19)は学生ローンが卒業時には8万ドル(約900万円)になる。奨学金が得られないと、貧しい学生は学生ローンしかない。全米で大学生の7割がローンを組んでいる。借金は平均3万ドル(349万円)という。サンダースの「公立校無償化」の意味がいかに大きいかがわかる。

   サンダースがもう一つ特異なのは選挙資金の集め方だ。大企業や富裕層からの大口献金を受けず、15ドルからの小口献金ばかり。テレビのコマーシャルでは「健全な財政の唯一のキャンペーン」とうたい、先月末までで9500万ドル(100億円以上)を集めた。「僕らが彼を支えている」と先の大学生はいう。

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