2024年 4月 28日 (日)

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安倍首相も本心は怖くてやれない衆参同日選!公明党代表は「政権失うリスク」

   衆参同日選挙が既定路線のようにいわれてきているが、サンデー毎日だけはやや違った見方をしている。同日選挙最大の障壁は公明党だ。山口代表が「首相が決断すれば、与党はそれを受けて対応する」と発言したことから、同日選挙容認かととらえられているが、公明党の中堅議員はこういう。<その場で、山口さんは安倍さんにダブル選挙について、「政権を失うリスク」という発言もしている。ダブル選になると投票用紙は4枚になる。公明支持層が、その投票用紙に「公明党候補」「自民党候補」などを書き分けるのは大変だし、地域によってはそうした態勢はとれない>

   山口代表の真意は、自民党との選挙協力は厳しくなりますよといいたかったというのだ。参院選に勝つためには手段を選ばない安倍首相が、負けるリスクまで冒して同日選をやるかどうかは、ギリギリまで情報戦が続くだろうとサンデー毎日は見ている。

   自ら憲法改正するチャンスは次の参議院選で勝つことしかない。そのためにバラマキ、保育園支援拡充、学生の奨学金を給付型にと、選挙での争点潰しに躍起になっている。とどめは消費税増税延期で、その判断を国民に問うという自分勝手なテーマを掲げて参議院選を闘う、というシナリオは固まっているのであろう。私も同日選はやや遠のいたのではないかなと思うのだが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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