2024年 4月 26日 (金)

「人生は 紙おむつから 紙おむつ」粋で鯔背な永六輔みごとに演じた『マスコミの寄生虫』

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白鵬の覚悟「東京五輪まで横綱でいたい。夢は日本の伝統文化を世界に伝える開会式での土俵入り」

   週刊ポストの大相撲白鵬インタビューがなかなかおもしろい。白鵬は大リーグへ行ったイチローと自分を比べてみせる。イチローがピート・ローズの記録を抜いたのに批判されたことだ。

   <「イチローさんは傷ついたと思う。私はイチローさんの気持ちがわかる。なぜなら、私も同じ立場にいるからです。

   大鵬関の優勝記録を超えたにもかかわらず、私の記録は『認められない』という人もいました。相撲は勝負の世界でありながら、伝統文化の側面もあり、ただ勝てばいいわけではない。

   外国人に対する風当たりが強くなることがあり、時にバッシングに変わることもある」>

   また、運というものにはこういう面があるという。<「この運には国籍は関係ないと思います。日本人でも外国人でも努力した人には平等に掴む権利がある。『運』という字は軍隊の『軍』に『走る』と書くわけです。つまり軍隊のように戦わなければ運はやってこない。ですから、まだ達成していない記録があるうちは、私は戦い続ける覚悟を決めています。

   今年31歳になり、あと何年相撲を取れるかわからないけど、20年の東京五輪までは現役を務めていたいと強く思っています」>

   白鵬の父親は1964年の東京五輪に、レスリングのモンゴル代表として出場している。白鵬も父と同じように東京五輪出場が大きなモチベーションとなっているようだ。

   <「父とは違い、選手としてではなく、日本の伝統文化を世界に伝える立場で出たいのです。98年の長野五輪で披露された力士たちの土俵入りは感動しました。特に曙関の横綱土俵入りが、幼い私の目に強烈に焼き付いています。

   私も東京五輪で、同じように土俵入りを果たしたい。そのためにはあと4年間、戦い続けないといけません。

   けれども、力士の体は永遠ではないので、いつか引退の日がやってきます。

   私も将来を考えることがあります。一代年寄は過去の例では20回以上優勝した力士に与えられていますが、37回優勝してる私に、まだそういうお話はないようです。お話がないということは、まだ認めてもらえていないということ。いつかいただきたい思いはあります」>

   現在は年寄取得資格者は日本国籍を有するものに限られているのだ。<「王貞治監督は、06年のWBC (ワールド・ベースボール・クラシック)で、代表監督として日本を世界一に導いた(王監督は台湾国籍)。

   日本国籍を有してなくても、帰化しなくても日本を代表する指導者になれる。私も王監督のようになるには、結果で認めてもらうしかありません。(中略)

   これだけ多くの外国人力士が日本にやってきて、相撲界を牽引しているという事実があります。

   今の相撲界の制度では、外国人力士は入門できるが、その後、(親方などとして相撲協会に)残ることが難しい。

   また、外国人力士は原則、1部屋につき1人しか所属できないので、日本以外の戸籍を持つ若者が『力士になりたい』と希望しても、誰かが引退しない限り、入門できないという実態もあるんです。

   今後、規制が緩和されたり、整備されることがあれば、すべての力士たちが、『俺たちは相撲でメシを食っていくんだ!』と思えるし、そうなれば、もっと勝負が熱くなるはずです。

   そういうことが、広い意味での『土俵の充実』につながるんじゃないかと、私は思っているのです」>

   白鵬はモンゴルに誇りをもっている。もともとモンゴル相撲から始まったといわれる相撲だから、モンゴル籍の親方がいてもいいと私は思う。相撲協会も頑なにならず、早くそうしてあげるべきだと思うが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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