2024年 5月 1日 (水)

企業内部留保360兆円だれのもの?株主配当・従業員給与渋って溜め込むばかりの経営・・・村上ファンドが殴り込み

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国も企業の社会寄与求める指針「コーポレートガバナンス・コード」

   なぜ株主がにわかに活発化しているのか。背景にあるのは、国と証券取引グループが昨年まとめた上場企業のための指針「コーポレートガバナンス・コード」がある。中長期的に企業の価値を向上させ、経済全体の発展に寄与させようという狙いで作成された。具体的には、国内外から投資しやすい環境を作るため、株主の権利・平等性の確保、適切な情報の開示と透明性の確保、株主との対話を進めるよう示している。お墨付きを得た株主が活発な提案を行っているのだ。

   小郷知子キャスター「コードの理念とは何ですか」

   コード作成にかかわった学習院大の神田秀樹教授はこう説明した。「政府の成長戦略に基づいて作られました。経営者と株主が対話を通じて、中長期的観点で企業が成長する道を探して実行してほしいというのが目的です」

   小郷「さまざまな企業の価値観は、どうやって、誰が決めていくのですか」

   神田「それがポイントとなります。株式会社は経営者と株主が対話する中で決めていく仕組みになっています」

   ここでもう一つ重要なことは従業員への分配だろう。企業が溜め込んだ内部留保は、本体は給与として支払われるべき分も多くあるはずだ。

   *NHKクローズアップ現代+(2016年7月27日放送「360兆円!企業のカネは誰のものか~『内部留保』をめぐる攻防~」)

モンブラン

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