2024年 5月 1日 (水)

吉田沙保里「新高速タックル」で狙う五輪3連覇!スピード低下カバーする回り込み戦法

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

女子レスリングは17、18日に試合

   新タックルは専門家も「理に適っている」という。アスリートの動体解析に詳しい中京大学スポーツ科学部の湯本景元教授はこう見る。「高速タックルは瞬発力に優れた太ももの前の筋肉を使います。新タックルは相手の横に回り込むときに太ももの後の筋肉を使う。この前と後の筋肉は年齢を重ねることによる影響が異なるんです。

   太ももの前の筋肉は衰えが早い。後の筋肉は比較的衰えが遅い。吉田選手は後ろの筋肉はまだ衰えていないはずなので理に適っています」

   12年前のアテネ五輪以来の親友というサッカー女子元日本代表の澤穂希がゲスト出演した。吉田の壮行会に出席した時の感想をこう話す。「前人未到の4連覇に向けた強い意気込みで、『リオでは金メダルを取る』と話してくれました。進化を求め、日々努力しているのが彼女の強さなんだなと思いましたね」

   吉田を指導したこともある金浜良・元レスリング日本代表コーチは「体力が落ちたと言いながら、今回、日本選手団の主将を受けた。選手はできることなら試合だけに集中したいので、そこは悩むところでしょう。その度胸はすごいと思うし一段と強くなったなと思います」

   女子レスリング日本代表は吉田のほか、同じく4連覇を目指す伊調馨(58キロ級)や世界選手権3連覇の登坂絵莉(48キロ級)ら5人がいる。いずれも吉田が卒業した愛知・大府の至学館大学の後輩たちだ。試合は日本時間17、18日に行われる。

モンブラン

NHKクローズアップ現代+(2016年8月3日放送「リオ五輪『最強伝説』への道 レスリング吉田沙保里 進化する『女王』」)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中