<営業部長 吉良奈津子」>(フジテレビ系)
神話「松嶋菜々子ドラマにハズレなし」が崩れた!視聴率ひとケタの惨敗・・・働くママさんに見限られた「話がうそっぽい」
2016.08.15 12:26
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キャビンアテンダント姿でカラオケ接待!?いまどきそんな広告会社あるか
お仕事ドラマとしても現実離れしていて共感しにくい。そもそも、3年も仕事から離れていて、しかもまったく経験のないシロウトをいきなり「営業部長」という役職につかせるだろうか。
平成28年の今を描いているのかも疑問である。第3話では、クライアント先の部長が契約をちらつかせて奈津子に枕営業を迫っていたが、コンプライアンスが徹底したこの時代にそんなことがあるのか。部をあげてカラオケで接待とか、ひと昔前の営業のイメージだ。CM業界を描いているのだが、電通や博報堂の営業はキャビンアテンダントの恰好をして、AKB48を歌って盛り上げるのだろうかと疑問はつきない。
演出はフジのトレンディドラマ全盛期に活躍した河毛俊作で、主題歌「CHEER UP! THE SUMMER」を手掛けるのは山下達郎、あつかう業界もCMで、そこはかとなくバブルの香りがする。当時を知るものには懐かしくもあるけど、だったら下手に働く女性が抱えている問題など扱わず、もっと弾けてスカッとするドラマにしてくれたほうがよかったのに。 松嶋菜々子のドラマにハズレなしを信じてまだ見続けているが、本当に大丈夫かと不安になる。(毎週木曜よる10時~)
くろうさぎ