2024年 4月 30日 (火)

「週刊文春」「週刊新潮」から邪推!夏目三久は有吉弘行と付き合ってたが妊娠・結婚降板は違う?

山本幸三大臣 逃げ切れそうもない国会追及!証券取引等監視委員会の調査に圧力質問

   週刊文春と週刊新潮がともに山本幸三地方再生大臣の過去の「国会質問」に問題ありと追及している。週刊新潮のほうが詳しい。山本大臣は大蔵官僚から政界入りし、衆院当選7回でやっと大臣ポストを射止めた。アベノミクスの熱烈な支持者で、安倍首相のお気に入りだそうだ。

   簡単にことの経緯を記そう。三井住友銀行から日興コーディアル証券に出向していた吉岡宏芳投資銀行副本部長(55)が、横浜にある金融会社の加藤次成社長(71)に自分の知り合いへの融資を依頼し、2000万円から5億円の融資がなされたが、暴力団と関わりのある人間ばかりで、ほとんどが焦げ付いてしまったという。

   加藤から追及された吉岡は、その代償としてインサイダー情報を流したのだ。2011年、SESC(証券取引等監視委員会)が調査に乗り出し、告発を受けた横浜地裁が摘発して吉岡と加藤が逮捕された。吉岡は上告中だが、加藤は一審で懲役が確定している。

   SESCが調査している渦中の12年3月5日、衆院予算委員会第一分科会で山本議員はSESCのやり方を批判する質問を行ったのである。自分の知り合いに証券会社の部長(吉岡のこと)がいる。インサイダーの疑いでSESCに強制捜査を受けているが、彼は一切知らないといっている。それなのにいつまでも結論を出さない、本人を追い詰めて自白に持っていこうとする「監視委員会というのはある意味で本当に必要なのかというようにも思ってきていまして」、「これから私は監視委員会のあり方についてじっくり検討していきたいと思っています」(山本議員)

   SESCに対する明確な圧力発言である。しかもこの質問は、吉岡が山本議員に頼んだというのだ。呆れ果てた話である。それ以外にも、吉岡被告との関わりでファンド会社の代表取締役にもなっていたのだ。SESCは当然、こんなアホ議員のいうことは聞かず2人を告発した。この問題は国会で追及されることになるはずだが、山本デージンが逃げ切るのは難しかろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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