東京五輪・パラリンピック施設「大会後はレガシーならぬ廃墟」
2016.10.20 16:38
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建物にだけカネかける貧困
早稲田大学スポーツ科学学術院の原田宗彦教授はこう解説する。「オリンピックがあまりにも巨大化して、終わったあとで都市の重荷になり、借金を払い続けるというケースが出てきています。その施設がオリンピック後にどれだけ都民、国民のためになるのか、(事前に)十分に検証するべきでしょう。レガシーを考えた場合に、施設のレガシーばかりに目がいくが、じつはそこはそれほどお金をかける必要はないかもしれない。(社会や環境に対する)もっと大事なレガシーを残す、そういう術を考えなければならないと思います」
*NHKクローズアップ現代+(2016年10月18日放送「追跡 五輪予算~なぜ費用は膨らんだのか~」)