2024年 4月 29日 (月)

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知りたいのはポスト安倍じゃない!安倍政治ストップの妙案だ!週刊現代よ つまらん企画に誌面割くな

   朝日新聞夕刊に「人生の贈りもの わたしの半生」という続き物があることは知っている。最近、久米宏が登場していることも知ってはいたが、ちらと1、2回見ただけだった。久米の聞き手が菅沼栄一郎氏だったと、週刊文春を読んで知った。

   彼が久米の「ニュースステーション」(テレビ朝日系)に出て人気が出たとき、週刊文春で菅沼氏と長年不倫していた女性が衝撃告白。そのために、菅沼氏はニュースステーションを降板し、東北のほうの支局で一記者として活動していたが、<「現在は定年後の嘱託契約である『シニア記者』として、東京を基点に活動する地域報道部に在籍」(朝日新聞関係者)>しているそうだ。

   以前にもここで書いたが、菅沼氏とはテレビに出る前から親しくしてもらっていて、地方支局にいるときにも、会って長話をしたことがある。人生いろいろといってしまえばそれまでだが、あのままニュースステーションを続けていれば、菅沼氏は日本を代表するキャスターになったかもしれない。ものの見方はどうかわからないが、話し方は新聞記者とは思えないほど軽妙洒脱で突っ込みは鋭かった。久米とは、思い出話に花が咲いたことだろう。

   新聞記者といえば、週刊現代が100人の政治記者に「次の総理は誰か」という質問をした、実につまらない特集をやっている。安倍の次なんているわけがない。それは安倍という人間の為政がいいからではない。安倍首相がいなくなっても、第2,第3の安倍首相が出てくるだけだからである。

   無個性で頭の弱いくせに、独断専行を屁とも思わない。そんな壊れきった政治に国民は飽き飽きしているのだが、政治記者などはそれにさえ気がつかない烏合の集団である。そんな連中に聞くことなどない。「安倍が2020年まで総理を続けるか」という問いに、続けると思うが80・3%もいるのだ。勝手に党則を変え、何にも成果の上がらない安倍をなぜ続けさせるのか。そうした根本的な疑問がこの連中には何もないのだ。

   安倍の次は? 岸田文雄外務大臣31票、石破茂氏21票、小池都知事が11票だと。お前たちは多くの政治家と付き合っているのだから、もっとましな政治家を探し出し、場合によってはそやつを教育して、宰相に育て上げるということを考えたことはないのか。

   衆院の解散はいつか? 年明け早々というのが51・9%。大義名分のない総選挙をやって税金を500億円以上無駄遣いすることに反対すべきだと思うが、安倍のポチを任じるこの記者たちは、そうした常識さえも備わっていはしないのであろう。

   いまやるべきは、いつまで安倍政権を続けさせるかではなく、どうしたら安倍の税金バラマキ、原発再稼働をストップさせ、もう少しましな人間を据えるかということである。こんなつまらないことに誌面を使うなと、私は怒っている。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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