2024年 5月 3日 (金)

<カインとアベル>(フジテレビ系)
出演者がチャラ過ぎる「旧約聖書ドラマ」コテコテの茶髪で苦悶する弟!?あり得ん・・・

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荘厳なのはオープニングの「ショスタコーヴィッチ「交響曲第5番第4楽章」だけ

   らしく見えないといえば、兄役の桐谷健太もどう逆立ちしたって父に溺愛される優秀な兄には見えないし、父役の高嶋政伸も髭を蓄えれば威厳があるのかって話だし、その姉を演じる南果歩も洋行帰りの演技がオーバーで古過ぎる。兄の恋人・倉科カナも笑顔がなんか企んでいそうで油断ならない感じ。

   もうひとり、部長役で木下ほうかが出演しているが、彼がこの手の役をすると、すべてイヤミ課長(『痛快TV スカッとジャパン』)に見えてしまうのはいかがなものか。今にも「はい!論破」と言い出しそうで、落ち着かない。

   唯一いいなあと思うのは音楽で、オープニングにショスタコーヴィッチ「交響曲第5番第4楽章」を使っていることだ。壮大な音楽に見合うだけのドラマになって欲しいという期待を込めて、最後までつきあうとしよう。(月曜よる9時~)

くろうさぎ

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