2024年 5月 4日 (土)

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辞めるに辞められない韓国・朴槿恵大統領!待っている逮捕・投獄

   韓国の朴槿恵大統領(64)が追い詰められている。40年来の親友・崔順実(60)という民間人の女性に、衣装から演説内容、人事から外交政策まで相談し、アドバイスを受けていたという大スキャンダルが発覚したのだ。

   朴大統領は母親を殺され、失意のうちにいる頃、崔の父親が彼女に手紙を書き、「私の霊的能力を通じて陸女史(朴の母親=筆者注)に会うことができる」などといいくるめて近づき、<朴の「心の隙間に入り込んでいったのです」(韓国特派員>(週刊文春)

   彼は韓国のラスプーチンなどといわれた。この頃、朴は崔の娘と知り合い交流を深めていったそうだ。その後、朴の父親が暗殺され、崔の父親も亡くなると、崔は朴を政界入りさせ、その力をバックにさまざまな利権を握っていったといわれる。

   私は朴大統領を以前から存在感の薄い寂しい人だなと思っていた。両親を暗殺され、とくに父親の朴正煕元大統領は指導力はあったが、徹底的な言論弾圧などの圧政を敷き、国内外でも批判が多かった人であった。親しい友人もいなかった朴槿恵大統領にとって、崔は心を許せる唯一の友だったのであろう。若い頃の2人の映像を見ると、今は滅多に見せない朴が心からくつろいでいる表情が見て取れる。

   だが、次第に崔やその取り巻きたちに利用され、操られていったのではないか。一国の宰相にあってはならないことだ。早く辞任したほうがいいと思う。だが、そうなれば不逮捕特権がなくなり、逮捕・投獄もあり得るかもしれない。朴は4日(2016年11月)の国民向けの談話でも、辞めるとはいわなかった。

   朴槿恵、小池百合子、ヒラリー・クリントンと女性の活躍が目立ってはいるが、しょせんこの世は男社会。朴政権崩壊で女性の時代のドミノ倒しが始まるかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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