領土問題で定期協議の合意なるか
今回の首脳会談で北方領土問題解決へすんなり向かうとは考えにくいが、日本側は領土問題について定期協議の場を設けることを主張している。山口は「もしこの定期協議で合意ができれば大きな第一歩、技ありというか、安倍首相は交渉で相当頑張ったなと言える」。
中村教授によると、プーチン大統領のタフでしたたかな交渉術は、最近の例では9月(2016年)に中国で行われたG20で、ドイツのメルケル首相に「まだ体力があればいいが...と」言って深夜1時からの首脳会談を求めたという。さてこのしたたかな交渉術に安倍首相はどう迎え撃つか。
文 モンブラン