2024年 5月 4日 (土)

「軍事目的のための科学研究しない」と声明案 日本学術会議、50年ぶりに

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

防衛省からの研究委託予算110億円に急増

   司会の夏目三久「50年ぶりの声明案とは、どういう意味を持っているんですか?」

   竹内薫(サイエンス作家)「防衛省が大学などに委託する研究の予算が、この3年間で急増したんです。3億円、6億円、そして110億円になった。110億円というと、数百人の研究者が関わる可能性がある」

   夏目「そもそもどうして110億円に跳ね上がったんですか?」

   竹内「軍民両用の研究が増えた。具体的には人工知能(AI)とロボット。民生用の研究でも、軍事に転用できてしまう。そのテクノロジーを軍事に使おうと、防衛省の予算が増えた。そこで学術会議が懸念を表明したということ」

   やはり、庁から省への昇格や、文官優位から文官・武官対等、という変化が背景にあるのだろう。政治家が「国民の安全に責任がある」と言い出した時は要注意と、歴史は教えているのだが......。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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