2024年 4月 26日 (金)

マレーシアと北朝鮮が人質合戦 「5年かかっても待ち続ける」とマレーシア警察長官

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「笠井君、金正男暗殺事件ですけど嫌な展開になっていると思わない?」。いぶかる小倉智昭キャスターを受けて笠井信輔アナが国交断絶に発展しそうなマレーシアと北朝鮮の関係悪化を取り上げた。

   マレーシア政府が6日(2017年3月)、暗殺事件の捜査を批判する北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使を国外退去処分にしたのが発端。これに怒った北朝鮮が同国にいるマレーシア大使の国外退去で報復した。

   ところが、依然として大使館内に潜伏しているとみられる事件の重要参考人、ヒョン・グァンリン2等書記官(44)ら3人についてマレーシア警察のカリド長官が6日、「警察は大使館に無理に立ち入らないが、外で待ち続ける。3人は必ず出てくるに違いない。たとえ5年かかっても私たちは待ち続ける」と断言した。

人質はそれぞれ11人と1000人

   これに北朝鮮が激怒し、同国内にいるマレーシアの大使館関係者11人の出国を一時禁止する措置に出た。人質というわけだが、その報復として今度はマレーシア政府も同国にいる北朝鮮人(約1000人)の出国禁止を決定した。

   小倉キャスターの「この状況をどう見ますか?」という問いに、磐村和哉・共同通信編集委員(元ソウル支局長)がこう答えた。

「想像以上に険悪な展開になっていますね。このままいくとお互いに国交断絶が危惧される。ここでカギになるのは、7月にフィリピンで開かれるASEANの外相会議、ここには北朝鮮も入る。それからあとは国連が仲介の役割を果たす動きが出てこないと2国間だけのにらみ合いでは打開はできないと思う」

   国際ルールが通用しない北朝鮮の無法な行動は、いずれは破綻するのだろうが、中国が依然後ろ盾になっているだけにその時が怖い。

文   モンブラン
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中