2024年 5月 7日 (火)

南スーダン派遣自衛隊「日報隠し」指示した背広組は誰だ?公表すると政府説明の矛盾バレる・・・

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「戦闘地域には派遣しない」という虚構

   稲田朋美防衛相は防衛監察の実施を指示し、キャスターの武田慎一は「(公表しないというのが)誰の意志決定なのかが調査の焦点となります」と指摘する。元防衛相の森本敏氏は「責任を問われかねない事態を避けたいという気持ちが働いたのだと思います」といい、元防衛官僚の柳澤協二氏は「国会への悪影響を避けたい空気があるんですね。日報を出すなという指示はないのに、そうしなければと思っちゃった。この方が大きな問題です」と話す。官僚の忖度というやつだ。

   日本のPKOは憲法の読み替えという危うさの上に乗っている。「戦闘地域」へは派遣しないという建前だ。だから、派遣地域で日報のような戦闘があっては困るのである。おまけに「駆けつけ警護」である。施設隊は今月(2017年4月)から撤収が始まるが、「危険だから」とは言わない。言えないのである。政府の防衛政策には大きな「ウソ」がある。

   ※クローズアップ現代+(2017年4月6日放送「新証言 自衛隊"日報問題"」)

文   ヤンヤン
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