2018年 8月 22日 (水)

四国88カ所の札所巡りに異変勃発 2カ所ある62番札所「どっちへ?」

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   弘法大師ゆかりの四国88カ所の札所巡りに異変が起きている。62番目の札所がなんと2カ所もあり、「どちらの札所に行こうか迷ってしまう」とお遍路さんを悩ませている。番組が現地を取材した。

   62番目の本来の札所は、創建が1200年前に遡るという「宝寿寺」(愛媛県西条市)だが、その1.4キロ離れた手前の61番札所「香園寺」の駐車場にもプレハブ小屋があり「62番礼拝所」の立看板。この仮設礼拝所の中には観音様が安置されている。

62番目の寺と霊場会の内紛が原因

   なぜ、こんな事態になったのか? 原因は7、8年前から続いている宝寿寺の住職と四国88カ所の札所を束ねる霊場会との内輪もめだ。

   霊場会側を代表し4月24日に仮設礼拝所を建てた61番札所「香園寺」の山岡大純住職によると、宝寿寺が霊場会共通のルールから逸脱していることに原因があるという。

   具体的には、お遍路さんの受付時間は、霊場会の決まりで朝7時から夕方5時まで(昼の休憩なし)なのに、宝寿寺では1時間遅い朝8時からで昼の休憩も1時間取っている。さらにお遍路さんの団体によっては参拝を拒否することがある等々。

   2015年3月には霊場会側がこうした問題の解消と6年分の未払い会費72万円の支払いを求め提訴。これに対し宝寿寺側は「2008年に霊場会を退会したため、従う義務はない」と主張し対立。結局、今年(2017年)3月の判決で霊場会側の請求が却下された。

   些細な揉め事なのに和解もままならず、敗訴となった霊場会側が仮設礼拝序を設置したという。

   今や海外からも含め年間15万人のお遍路さんが訪れる四国88カ所の札所巡り。同じ真言宗派内の僧侶同士、逆に骨肉の争いになっているのか和解による解決は当分なさそうだ。

文   モンブラン
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