2024年 4月 26日 (金)

やっぱり「死ぬまでセックス」? 増えてる高齢者の性トラブル

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ニューヨークの老人ホームは恋愛自由、セックス奨励

   名古屋市内で訪問介護事業をしている漆原治志さんは、介護の現場でのトラブルを多く見てきた。大学と共同で介護士に行ったアンケートでは、264人中126人が、胸や尻を触られたり、卑猥な言葉、性交の誘いなどのセクハラを受けていた。

   しかし、家族も施設もことを荒立てたくないと、解決を先送りした結果、ことが続いてしまうという。漆原さんは「社会全体が高齢者の性と向き合って、どうサポートしていくか考える必要があります。蓋をしても溢れてしまう」という。

   ニューヨークの老人ホームの話が紹介された。施設では恋愛は自由で、感染症予防のためのコンドームも用意して、性行為も勧めているという。これには、田原さんも宋さんも「いいことだねえ」。「相手が変わると女性も変わるかもしれない」と宋さん。田原さんは「モテる女性に男性が3人も来たらどうする?」

   田原さんは若い時から奥さんとセックスの話をしているという。「互いが尊敬し合うから長続きする。なんでも喋れる」。素晴らしい。こう胸を張れる人がどれくらいいるか。たしかに、これができれば、アダルトビデオだって風俗だって明るく笑いながら語ることができるかもしれない。高齢者の性は恥ずかしいことじゃないんだと。

   ただ、番組には「気持ち悪い」「理解できない」「何を考えているのか」などと嫌悪感を示す声が殺到したという。これが現実だ。

クローズアップ現代+(2017年5月18日放送「『高齢者だってセックス』言えない"性の悩み"」)

文   ヤンヤン
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