困ったもんだよ自信持ち過ぎテレビマン!自己流押し通し現場は混乱
2017.06.10 12:30
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「仕事の能力に自信がありますか」と聞かれ、一応は私なんてとんでもないと謙遜してみせるものの、自分の胸に聞いてみると、これまで築き上げてきた誇りがチョロチョロと見え隠れしてきます。この自分の誇り、ゴキブリに似ていませんか。通常は姿を見せない点で似ています。そして、消し去ろうと思ってもしぶとく、フっと忘れた頃に姿を現す手ごわい相手として共通しています。
強い殺傷能力を持った薬をふきかけても、それに対応できる力が着いてなかなか消滅させることはできない。ほらね、年齢を重ねるうちに鎧を自然と身に着けた己の姿のようではないですか。
自尊心と長年の経験に凝り固まり
自尊心って、ほんとにやっかいな存在です。ある深夜、仕事終わりにヘットヘトになってタクシーで帰宅したときのこと、どうにも運転手さんのドライブテクニックが荒くて、気分が悪くなってしまったことがありました。急なブレーキでガクンっと前のめり。急発進されてガクンっと後ろにのけぞり。これが何度も続くもんだから、こちらもドアの手すりや助手席の後ろについている手すりをもって身構えないといけません。
しんどかったなあ。これでお商売しているなら、もうすこし考えてくれませんか。運転手さんの自尊心はいったいどこにあるのと、ふらふらした頭ならが思ったものです。おそらく運転手さんは自分の運転テクニックに自信はあると思います。ただし、それが長年の運転歴で自己流になっていたことに気付くことはないでしょう。