過去に曰くある人物ばかりのサスペンスはうんざり
〈月曜名作劇場 犯罪資料館・緋色冴子シリーズ゛赤い博物館シリーズ2゛〉(TBS)

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   かつては知的な美人で主役を張っていたのに、人気が落ちて歳を重ねて、近頃は犯人役を振られるようになってしまった矢田亜希子。女優も大変だ。今回は新聞記者・藤野純子という犯人役である。彼女をワーキングマザーだと言い当てた犯罪資料館館長の緋色冴子(松下由樹)が、河川敷で殺されていた大学院生の事件を解決する。
   緋色冴子はコミュニケーション下手で、「・・・だ」とか「・・・してくれ」とかぶっきらぼうな男言葉しか話さず、無表情な女、だが観察眼は鋭い。相棒は失敗があって資料館に飛ばされてきた寺田聡(山崎裕太)、捜査1課長の山崎杜夫(杉本哲太)もよくあらわれる。冴子の父親・賢二(長谷川初範)は大物の警察キャリアであるが、2人がお互いに確執があるのは冴子が14歳の時に殺された母の死と関係があるらしい。冴子は父にほとんど口も利かない。
   まあ、サスペンス物の定番、出てくる人物がみんな過去に曰くがあって、それが現在の犯罪に影を落としている。言っちゃ悪いがどれもこれも同じパターンで、いささかうんざりである。
   松下由樹は格別魅力のある美人でもなく、ごつごつした骨格で色気もないのに、テレビドラマではもてている。この年代やちょっと上の女優たちには、かつて、紺野美沙子や賀来千香子らが活躍していたが近頃はさっぱりご無沙汰である。マネジャーの関係か、それとも美しい役でなければと選り好みするからなのか。(放送2017年7月10日20時~)

(黄蘭)

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