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Amazon人工知能スピーカー「エコー」日本上陸したら紀伊国屋もつぶれる?
たまにはAERAをのぞいてみよう。このところAmazonのことをあちこちで取り上げている。これはアメリカのAmazonだが、137億ドル(約1兆5300億円)で自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収する計画を発表した。もはやAmazonは本や家電、薬品、雑貨だけではなく、スーパーの分野でも世界一を目指そうというのである。
だが、アメリカでは、リアルな大型書店をつくったことでも話題を呼んでいる。AERAによると、それはニューヨークのマンハッタンに近いアマゾンブックス。書店にしてはすごい混みようで、店内では皆がスマホを手にしている。アマゾンのカメラアプリを開いて本のカバーを撮影すると、本の正札と「アマゾンプライム会員」である場合の値引き価格がすぐに表示される。アジア系の父子は、Amazonの人工知能スピーカー「エコー」のところへ行くと、店員を質問攻めにしたという。
「エコー」か。私も買いたいな。日本でも話題の本、「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」(光文社)は、正札は27・99ドルだが、プライム会員は12・59ドル。アプリに登録しておけば、クレジットカードですぐに買える。買ったものが重い本なら配達もしてくれる。Amazonが得意な、本を買おうとすると、こんな本もありますと表示してくれる。スマホさえあれば、何もいらずに買い物ができる。実物の本を見て、プライム会員になれば大幅な値引きがある。
日本ではまだ「再販制度」があるから、このような値引きはできないが、書店の新しい形として、こうした大型書店が東京などにできれば、話題にはなるだろう。書店の閉店が続く日本では、こんなものができれば紀伊国屋なども危ないかもしれない。早急に、新世代の書店づくりをみんなで真剣に考えるときである。