うなぎ、ハンバーグ、カレー 昭和の少年そのままの関根勤のチョイスがいいぞ!
〈人生最高レストラン〉(TBS系)

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   芸能人が今までの人生で最高!なレストランを紹介し、スタジオみんなで「おいしそう」「食べたい」の大合唱。こんなに平和で幸せな番組が他にあるでしょうか、いやない(反語)。

   今回のゲストは、還暦を回って早数年という驚異のアラ還・関根勤。見た目もだけれど、選んだレストランのラインナップも、永遠の少年感が漂いすぎ!しかし、うなぎ、ハンバーグ、カレーって、これは昭和の少年そのままだなぁ。わかりやすく食欲をそそる、そして何処と無くノスタルジックなこのチョイス。いいぞいいぞ。

   最初の名店は、神泉は「いちのや」のオーダーしてからさばくため、50分待つうなぎ。その味は言うなれば、「渡辺謙さんのゴルフ」とコメントする関根勤。重厚にして軽やか、そして醸されるハレノヒ感。ちょっと狙いすぎだけど、たしかに言い得て妙。

   老舗の香りから、一転して二軒目は銀座でお得な1000円以下ランチ。東銀座の「AOI」でいただくふわふわハンバーグ(ライス付き890円)。こちらは、まるで「ハンモックで昼寝している石田ゆり子」のごときたおやかさだと熱弁する関根勤。この設定の細かすぎる味のたとえ、くどいと感じてからじわじわくる。たしかにくどい!でもうまい!肝心のハンバーグは玉ねぎへのこだわりが光る逸品。コスパはまちがいなくナンバーワンなのがうれしいところ。

   そして三軒目のカレーの名店は、悩みすぎて決められなかったから、急遽2店を紹介するという。まず最初は、誰もが知っているど定番・「ナイルレストラン」。ごったまぜの美味しさ、歴史あるインドカレーの艶といったら、もうたまらない。そして、それに勝るとも劣らないお店としてもう一店を持ち上げるところが、関根勤の試合巧者っぷりを際立たせる。その名も麻布の「スーリア」。カレーももちろんだが、チーズナンがいい。まずは何もつけずに一口。続いてカレーをたっぷりつけてもう一口。チーズの白と小麦粉の白が溶け合い、一体になって伸びる画の力ときたら。自然体で誰からも愛される「土屋太鳳」のごとしという、むちゃくちゃな解説にも、頷かざるを得ない。

   しかも、この「スーリア」を、人生最高レストランに選んだら理由がまたいい。食べると元気になる味、孫も好き、娘婿も好き、誰からともなく行こう行こうという話になる。行って食べたら、不思議と力が湧いてくる。趣向を凝らした名店ではなく、ちょっといい立地とはいえ、どの世代でも、芸能人ばりの懐具合でなくても、思わず触手が動く。良い人が過ぎるという意味で鼻に付く瞬間がないわけではないのだけれど、このあっけらかんとした「まっとうさ」「明るさ」が関根勤の魅力だと再確認させられた。

   ただただ楽しく食べ物の話をしているだけなのに、おのずとにじむゲストの人柄がいい。美味しそう、楽しそうだけで、十分人は満たされるということを証明してくれる30分。唯一の難点は、飯テロ度も天まで届く勢いのところ。あー、チーズナン食べたいっ!

   (放送2017年7月29日よる11時半)

ばんぶぅ

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