2018年 12月 11日 (火)

岐阜県高山市の老健で相次ぐ不審死やけが 担当の男性職員は関与を否定

印刷

   岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で、先月(2017年7月)から17日間に入居者3人が死亡、2人が重傷を負っていたことが明らかになった。5人を担当していたのは30代の男性職員で、施設側は、「意図的な(犯罪となる)行為も否定できない」としているが、当の職員はこれを否定している。

   同施設には、認知症や重度の要介護など自宅での生活が困難な約100人が入居している。ここで立て続けに死傷事故が起こった。

   1)7月31日、80歳の男性が窒息死。

   2)8月7日、93歳の女性が、脳挫傷、頭蓋骨骨折で死亡。

   3)13日、87歳の女性が、胸骨骨折による外傷性血気胸で死亡。

   4)15日、91歳の女性が、肋骨骨折などで入院。

   5)16日、93歳の女性が、肺挫傷で入院。

男性職員を公表前に退職させていた

   5人はいずれも、施設の2階で生活しており、同じ30代の職員が介護していた。施設は、ことが報道されると業務に支障が出るとして、公表前の今月17日に、男性職員を退職させていた。

tv_20170821120358.jpg

   18日に会見した折茂謙一・理事長は、「異常と捉えるべきでしょうね」といった。不審な点がいくつもあったという。

   1)の門谷富雄さんは、はじめ自力で食事しており、途中から職員が介護していた。それが仰向けの状態になって窒息しているのが見つかった。専門家は、「食事は危険を伴うので、見守っているはずなのだが......」と疑問を呈する。施設では、食事中に心筋梗塞が起きた可能性もあるとする。

   3)の中江幸子さんは、胸骨と肋骨が折れて骨が肺に刺さって、胸に血と空気が溜まる血気胸で死亡していた。1人ではベッドから動けない状態で、入浴などは車椅子に移されていた。施設は、介助で抱き起こす時に肋骨にヒビが入ることはありうるといったが、専門家は、介護中に胸骨が折れるのは考えられないという。施設も「意図的なものを100%否定する根拠がない」と言った。

   しかし男性は昨日(20日)、「スッキリ」の取材に、「100%やってない。5人の介護は複数の職員で担当した。5人の中には、直接触っていない人もいた」などと話し、意図的な行為を否定した。また、退職させられたことについては、「納得できなかったが、他の選択肢は与えられなかった」といった。

   警察は目下、事件と事故の両面で捜査を進めている。

   近藤春菜(お笑い芸人)「不審なことがいくつもあって、介護が必要な施設なのに、発見が遅い、対応も遅い」

   森圭介アナ「施設の理事長が異常だといっている」

   高橋真麻(フリーアナ)「すぐ異常に気付いてもらわないと、入居する意味がない」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「施設に入るのは、自宅ではできないから。何があったのか解明してもらわないと、入居者の家族は安心できない」

   相模原の殺傷事件、川崎の病院での事件の記憶も生々しい。「また?」となるのだろうか。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • ついに第1号か!? GDPR違反で巨額制裁金 課される企業はあの......

  • 「就活応援」トークライブ北条かや×石渡嶺司の「会社に騙されないシューカツ」

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中