サッカーW杯シリア代表「英雄か裏切り者か」アサド大統領が強権で選手かき集め
2017.10.13 15:52
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政治に利用されてきたサッカー
元サッカー日本代表主将の宮本恒靖さん(ガンバ大阪U-23監督)は「難民キャンプで観戦している人たちの姿が印象的でしたね。子どもたちも見ていた。今後シリアが変化するきっかけになればいい」と話す。。ジャーナリストの木村元彦さんは、内戦に引き裂かれたイビチャ・オシム(旧ユーゴ監督)や反政府のまま代表を続けてW杯で優勝したアルギレス(アルゼンチン)の例を引いて、「サッカー選手としてのアイデンティティーと判断を尊重すべきです。見る側のリテラシーを育てないといけない」と強調した。
宮本さんがボスニア・ヘルツェゴビナに設立したスポーツ・アカデミーの映像が流れた。かつて内戦で敵対した異なる民族の子どもたちが、一緒にサッカーをしていた。シリアにそんな日が来ることはあるのだろうか。
*NHKクローズアップ現代+(2017年10月12日放送「"英雄"か"裏切り者"か サッカーシリア代表の真実」)
文
ヤンヤン