2024年 5月 4日 (土)

「創新」で経済停滞を打ち破れ!習近平が煽る新成長戦略の成否

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

低賃金・製造業中心もう限界

   習政権はこうした新分野の産業をGDP(国内総生産)の15%に引き上げたいとしているが、新たな「光」が差し込めば「影」の部分も際立ってくる。習総書記が共産党トップに躍り出た5年前(2012年)は経済成長率は2ケタだったが、7.9%まで減速している。製造業を中心とした成長モデルは人件費の上昇で限界に達し、国営企業は過剰生産に苦しみながら、人員整理が進まない。そうした影の部分は依然として残ったままだ。

   国務院発展研究センターの馬淑萍さんは「過剰生産が起きているのは似たり寄ったりの製品ばかり作っているためです。その結果として、製造業の技術力は上がってこなかった。今は独自の技術、イノベーションが必要なのです。中国はその転換期を迎えているのです」

   転換の方向が創新というわけだ。モノづくりには自信のあった日本は優位を維持できるか。

NHKクローズアップ現代+(2017年10月18日放送「シリーズ 習近平の中国② 加速する"創新(イノベーション)"経済」)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中