おばさんたちの楽しく面白いクドカンドラマ 視聴率低いのはなぜ?
〈火曜ドラマ「監獄のお姫さま」〉(TBS系)

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   TBSのクドカンドラマは2014年の「ごめんね青春!」以来、しかも、小泉今日子に菅野美穂に満島ひかりに伊勢谷友介......と豪華な出演者ということで、結構、楽しみにしていたのだが、初回を見ながら不覚にも途中で寝てしまった。寝不足だったせいもあるが、過去と現在を行き来するストーリーがいまいちわかりにくかったから。もっと脳みそを使わないで楽しめる娯楽ドラマかと思ったのに......。

   でも安心。クドカンドラマは小ネタ満載で、1度見ただけでは見過ごしたり、わからなかったりするところが多々あり、後で見返したくなるので、今回もちゃんと録画しておいたのだ。日を改めて、再チャレンジ。1話&2話を連続視聴したらスッと入り込めた。で、わかったのは、やっぱりクドカンドラマは面白いということ。

   なのに、なのに、視聴率は芳しくない。初回9.6%以降、6~8%を行ったり来たり、第7話では5.5%まで落ちてしまった。もっともクドカンドラマは、話題の割に視聴率のほうはさほどよくない。私のような視聴者が多く、録画率が高いのがその原因ではないかと思うのだが......。にしても、5.5%とは低すぎる。面白いのに......。

   "おばさん犯罪エンターテイメント"ということだが、なんといっても、おばさんたちのわちゃわちゃした会話が楽しい。キョンキョン演じる馬場かよの「パスタを経由しないとパティシエが思い出せない」とか、年下検事に獄中で告白され、「イオンモールのおばさんの群れに飛び込んで見つけられるの?」などという台詞に思わず笑ってしまった。

   おばさんたちに誘拐される"イケメン社長"板橋吾郎役の伊勢谷友介が、おばさんたちの告白話に付き合った妄想再現シーンでお相手を務めるなど八面六臂の活躍。クドカンの手にかかれば伊勢谷も立派なコメディアンだ。

   このドラマのいいところは、出演者がみんな楽しそうなところ。楽しく演じているのが伝わってくる。刑務所内での「朝ごはんの歌」「昼ごはんの歌」「晩ごはんの歌」や、「ざんげ体操第2」に、彼女たちが楽しみにしている連ドラ、阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子主演劇中劇「恋神」、さらに、第7話の2.5次元ミュージカル「行け!面!胴!」の舞台シーンまで、おふざけのところもしっかり作り込んでいるのが凄い。おふざけを真面目にやるところがなんとも素晴らしい。「ざんげ体操第2」なんて、「生まれてすみませ~ん」って、太宰もびっくりだ。彼女たちが入所している"意識高い系ムショ"「自立と再生の刑務所」が実在するなら、入ってみたいものだ。泉ピン子のドラマで見た刑務所とぜんぜん違う(笑)。

   そういえば、番組サイトに「あなたのおばさん度は何%? おばさん診断」があったのでやってみたが、おばさん度20%という結果に。似ているキャラは大門洋子(坂井真紀)でした。おばさん度は低いものの、「イタイ女」にならないように注意が必要です」というアドバイスが。気をつけよう~っと。

   のこり2話。果たして「爆笑ヨーグルト姫事件」の真相は!? 果たして、おばさんたちの運命は? 

 

大熊猫

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