2018年 7月 18日 (水)

キタサンブラックが有終の美 まだ走れるのに「ゆっくり休ませたい」と北島三郎が親心

印刷

   キタサンブラック(牡5歳)が最後のレース、有馬記念で見事な有終の美を飾った。2017年12月24日、中山競馬場で16頭が出走したG1・有馬記念(芝2500メートル)、キタサンブラックがスタートから先頭で飛び出し逃げ切った。

   北海道から出てきたエリートとは言えないキタサンブラックだが、優勝賞金3億円を加えた通算獲得賞金は18億7684万3000円で歴代1位。通算20戦12勝、G1レース7勝はディープインパクトなどと並び歴代最多だった。

「あんな立派な馬主さんは見たことない」

   今後1年間はまだ十分出走でき賞金も稼げる。しかし、馬主で歌手の北島三郎さん(81)は、同じ北海道から出てきた自分の姿を投影したのだろうか...。

   「これが最後のこの馬の姿かなと思ったら、胸が熱くなってきて涙がこぼれた。沢山の皆さんに愛し支えていただき、これ以上の幸せを感じたことはありません。あとは牧場でゆっくり休ませたい」

   キタサンブラックは北海道日高町のヤナガワ牧場で生まれた。父のブラックタイドはディープインパクトの兄だが、G1レース未勝利。母は1度も出走することなく引退したシュガーハートで、エリートとは程遠かった。

   一躍脚光を浴びたのが2015年10月の菊花賞での優勝。以来、武豊騎手と組んで人気馬に。その武豊騎手も「名馬に巡り合えて、僕自身本当に光栄でした。騎手としてすごく幸せな時間を過ごせました」と感無量の面持ち。

   中山競馬場でレースを見た国際ジャーナリストの手嶋龍一氏も、「北島さんは、まだ十分走れるのにあとは牧場でゆっくり休ませてあげたいと。あんな立派な馬主さんは見たことない」と絶賛。「血統は超一流とは言えないですが、奇跡を起こした名馬ですから、種馬として何とか成功してもらいたい」と別れを惜しんだ。

文   モンブラン
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中