2024年 5月 3日 (金)

高梨沙羅、悲願の銅メダルの陰に身長のハンディ克服あり ライバルとスピードの違いが歴然

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   平昌(ピョンチャン)五輪で昨日(2018年2月12日)、日本選手が続々とメダルを手にした。スピードスケートの女子1500メートルで高木美帆選手(23)が銀、フリースタイル男子モーグルで原大智選手(20)、ジャンプ女子の高梨沙羅選手(21)が銅だ。まずは苦節4年の高梨選手から。

   平昌のジャンプ台の下で、小倉智昭がその瞬間を見ていた。2度目のジャンプで、それまでで1位になれば、メダルが確定する場面。強風で中断、スキーを外し、毛布をかぶって寒さをしのいだ後、ようやく飛んだ。見事な跳躍で103.5メートル。着地した高梨は、両手を上げてガッツポーズ、白い歯がこぼれた。

「寒すぎて感覚がどんどんなくなっていった」

   金メダル確実と言われながら4位に沈んだソチ五輪から4年。この日のために悪戦苦闘してきた結果だ。笑顔とともに涙が溢れた。伊藤有希選手(23)が駆け寄って抱き合った。

   「金メダルは獲れなかったけれど、競技人生の糧になる貴重な経験をさせていただきました」と、妙に大人びたコメントは、やはり悔しさを物語る。

   平昌のスタジオに現れた高梨選手は「いちばんいいジャンプを飛べた」と晴れ晴れとした表情だった。競技が終わったのが13日午前零時に近かった。ドーピング検査が終わって寝たのが午前3時で、午前6時からはテレビに出ていたという。「よく眠れなかった」。

   平昌は、W杯で53勝目を上げた会場だ。風が強いこともわかっていたが、寒さは尋常ではなかったという。「(待っているうちに)感覚がどんどんなくなっていくのがわかった」。終わって3位。表彰台の気持ちを、「オリンピックはやっぱり違いますね、景色が」と言った。

   話はどうしても、ソチへ行く。「目の前のことしか見えていなかった。平昌では自分の足で立てた」「試合自体を楽しめた。周りからパワーをもらえて、自分を信じて」。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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