2018年 9月 22日 (土)

週刊新潮の新聞広告『昭和天皇』を黒塗り!社内規定に引かかったピンク映画がらみ

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   昨夜(2018年2月28日)、新宿のはずれにあるBar「猫目」で朝日新聞の人間と一緒になった。彼が、あすの週刊新潮の広告はトップが黒塗りになるようですよといった。何かあったの? 昭和天皇のピンク映画というタイトルの昭和天皇のところを、社内の広告規定にひっかかるので、削るか黒塗りにするか新潮社に申し入れ、黒塗りになったそうです。読売新聞や毎日新聞も同じになるようです。映画版「風流夢譚」なのかと思ったが、内容は知らないらしい。

   そういえば、現役編集長のときによく朝日新聞と広告の文言で揉めた。当時は「セックス」がダメで「SEX」ならいいという。なぜなら、英語は子供が読めないから。そんなバカバカしいことを思い出した。

   けさ(3月1日)の朝日新聞の週刊新潮の広告は『昭和天皇』が黒塗りで、「のピンク映画」とある。さっそく読んでみた。簡単に記すと、ピンク映画の老舗「大蔵映画」の子会社で、4大ピンク映画の巨匠の一人といわれる監督が作ったそうだ。あらすじは「モデルがない某国の象徴としての王は、長年神として崇められていたが、敗戦を機に霊長類宣言をし、打ちひしがれた生活苦にあえぐ国民と直にお話をする為に巡行していた」というもの。

   象徴、敗戦、霊長類宣言など、昭和天皇をモデルにしているのは明らかだ。映画の脚本には「朕、人妻と密会す」と記されているそうだ。映画には、マッカーサー風な外人、ローマの休日風のシーンなどがあるという。

   この映画、映倫の審査も通り、試写会まで行われたが、劇場の支配人が「これはマズイだろう」と判断し、延期にして、監督も了承し「申し訳なかった」と謝罪しているそうだ。「大蔵映画」の現社長である大倉満彦氏は、この映画の存在を知らなかったという。

   週刊新潮は戦後作られた「不敬映画」を5本挙げているが、原一男の「ゆきゆきて、神軍」や渡辺謙一の「天皇と軍隊」のような、昭和天皇の戦争責任を問っている良質のドキュメンタリーまで入れているのはおかしい。ピンク映画だからというのではないが、この監督がなぜこれを撮るのかという意図も、問題意識もないキワモノ映画である。これを巻頭で取り上げる週刊新潮側の意図も、私にはわからない。

朝日新聞阪神支局襲撃犯「赤報隊」追い続ける樋田毅記者の執念と無念

   きのうの昼間、「記者襲撃」(岩波書店)を上梓した元朝日新聞記者・樋田毅氏と会っていた。これは、1987年5月3日午後8時15分ごろ、朝日新聞の阪神支局を目出し帽を被った男が散弾銃を持って侵入して、小尻知博記者を射殺し、犬飼兵衛記者に重傷を負わせて逃走した「赤報隊」事件の犯人を、30年にわたって取材し続けた記録である。

   樋田氏は、当時、阪神支局にいたが、当日は体調が悪く、自宅で仕事をしていた。もし支局にいたら、小尻記者ではなく自分が撃たれていたかもしれない。そうしたやりきれない思いがいまも抜けないという。事件直後から、樋田氏を含め、この事件の犯人を追うための専従班が作られた。小尻記者の無念と、言論テロを許してはならないという思いを刻み込み、執念の取材を続ける姿には、朝日新聞の記者魂を見せつけられた。

   犯人は朝日新聞に厳しい批判をしていた新右翼グループか、当時、朝日ジャーナルを中心に「霊感商法」などへの痛烈な批判を繰り広げていた宗教団体の中にいるに違いない。そこまでは絞り込んだ。だがどちらも、朝日新聞記者だと名乗ると敵意をむき出しにし、玄関払いされることもたびたび。

   右翼にシンパシーを持つ公安が取材の邪魔をしたり、朝日新聞の人間なんか殺されて当たり前だといい放つ教団の人間にも臆せず、一人ひとり追い詰めていく。その中で、教団の幹部からカネをもらっている編集委員がいることや、教団の広報の幹部たちと密かに会って、「手打ち」と思われる会食をしていた朝日新聞の幹部たちのことも明らかになる。

   警察が9人に絞り込んだ新右翼の人間には、私がよく知る人物もいるが、犯人を絞り込めず、15年の公訴時効を迎えてしまうのである。樋田氏は「自分の記者人生を賭けた使命」だと思い定めて、時効後も赤報隊を追い続けている。

   私は樋田氏に、これは朝日新聞を辞めなくては書けなかったですねというと、樋田氏は無言で頷いた。30年の執念と無念がぎっしり詰まった、いま読んでおくべき良質なノンフィクションである。

裁量労働だけじゃない厚労省のデータねつ造―受動喫煙のニコチン濃度もあり得ない数字

   安倍首相が何としてでも成立させたかった「働き方改革関連法案」に盛り込む予定の裁量労働制の対象拡大について、「全面削除する」と1日の予算委員会で表明した。

   安倍が追い込まれたのは、厚生労働省が出したデータがあまりにも杜撰なためだったが、厚労省は「捏造中毒」で受動喫煙データもインチキだと、週刊新潮が告発している。厚労省は「禁煙原理主義」で、東京五輪へ向けて室内全面禁煙を実現しようとしているそうだ。間もなく提出される法案では、客席面積が100平方メートル以下の既存店は例外的に喫煙を認めるという、厚労省としては不満足な内容だ。

   全面禁煙を目指す厚労省は受動喫煙についての啓蒙をHPでやっているのだが、たばこの害を強調するために、空気中のニコチン濃度を「あり得ないもの」(厚労省関係者)にしているというのである。<「同一条件下(中略)で室内のニコチン濃度を測定したところ、紙巻きたばこ(1平方メートル当たり1000~2420マイクログラム)に比べ、加熱式たばこ(同26~257マイクログラム)」>

   週刊新潮によれば、これほどの数値は存在しえないという。WHOの外部組織で、権威のある国際がん研究機関(IARC)がまとめたものでは、<さまざまな室内環境での空気中のニコチン濃度は「同0・3~30マイクログラム」となっている>(週刊新潮)

   1000~2420という数値は、<「窓を閉め切った4畳半ほどのとても狭い空間に10人の喫煙者を詰め込み、一斉にたばこを吸ってもらいでもしないと出てこないでしょう」(秋山幸雄・元産業医科大学准教授)>

   厚労省の担当部署である健康局健康課に週刊新潮が問い合わせたところ、「それどころではない」といわれ、質問内容をFAXで送ると、「(FAXが)席から遠いので」と回答してこなかったという。上からの要求にはデータを捏造してでも出すくせに、メディアの取材には応じない。こんな役所にわれわれの生存権を任せておいていいのだろうか。

増税目白押し!エコカー減税縮小、消費税増税、基礎控除見直し・・・

   次は週刊ポストの年金批判特集。20年前に年金受給額が270万円だった人は、手取りが265万円と引かれる金額はわずかだった。それが現在は、手取りが233万円になってしまっているというのだ。所得税は増税ではなく、約10%から約5%に引き下げられているのに。

   それは高齢者を狙い撃ちで、税金の負担軽減措置が削られてきたからだという。老年者控除、配偶者特別控除、年金控除などが廃止や縮小され、課税最低ラインが年収304万円から196万円へと大きく引き下げられたからだ。これによって、週刊ポストによると、住民税非課税から課税になった人は1400万人近く増えたそうだ。真綿で首を絞められるように、じわじわと気づかないうちに年金は減り、生活が苦しくなっているのである。

   週刊ポストは今年から始まる増税カレンダーを示している。それによれば、エコカー減税の縮小、高額医療費制度の自己負担引き上げ、たばこ税増税、消費税増税、基礎控除の見直しなど、弱者や高齢者には厳しい税の取り立てが目白押しである。

   これをさせないためにどうしたらいいのか。安倍首相の退陣しか有効な手立てはないのだろうか。

伊調馨が内閣府に訴えた栄和人監督の陰湿パワハラ!コーチと練習場取り上げ

   平昌オリンピックで史上最多のメダル13個を獲ったメダリストたちが帰国してきた。彼らの地元では大掛かりな歓迎行事が行われ、さぞ、盛り上がっていることだろうが、なかには、スピードスケートの団体パシュートで金メダルを獲った菊池彩花(30)のように、親の問題で村八分にされかねないという気の毒な話もあると、週刊新潮が報じている。

   彼女の村は長野県南相木村という、甲武信ヶ岳の麓に位置する人口1000人ほどの村で、近い将来、消滅の危機が指摘されているそうだ。そうした小さな村で、菊池と2人の妹が五輪に出場したのだから、奇跡の村といってもいいのに、村人一丸となって応援したかというと、そうではないようだ。

   中島則保村長は功労賞や村民栄誉賞みたいなものを考えていると話すが、村民の一人は、内心とは違うといっている。それは、前の村長が菊池の父親で、その父親は、同じ学校の後輩で、役場で働いていた中島を社会福祉協議会へ飛ばしたというのである。中島はその後、職場を辞めて2015年に村長選に立候補して、菊池の父親に勝利したため、いまだに犬猿の仲だというのだ。

   そんな大人同士のいがみ合いの犠牲になるとしたら、菊池は何のために頑張ったのだろうと思うことであろう。

   五輪の金メダリストといえば、女子レスリングで史上初の五輪4連覇を成し遂げ、国民栄誉賞を授与された伊調馨(33)が、恩師・栄和人強化本部長(57)から「陰湿なパワハラ」を受けていたことを内閣府の公益認定等委員会に告発していたと、週刊文春が報じて大騒ぎになっている。

   告発理由は3つある。一つは伊調が師事するコーチに対する不当な圧力。二つ目は伊調の男子合宿への参加禁止。三つ目は伊調がリオ五輪まで練習拠点としていた警視庁レスリングクラブへの出禁処分だ。伊調は東京五輪へ向けて練習しなければいけないのに、練習する場を奪い取っているのは、「明らかに伊調馨のオリンピック五連覇を阻止するという策動」だという記述がある。

   国民栄誉賞受賞者を、いくら憎み合っても、恩師が邪魔できるのだろうか。栄はスキンヘッドがトレードマークで、これまで吉田沙保里をはじめ6人の金メダリストを輩出している名コーチである。だが、レスリング協会で絶大な影響力を持った栄は、10年ごろから伊調への嫌がらせを始めたそうだ。

   五輪2連覇した後、09年に伊調は栄の許を離れる決心をし、東京の1Kのアパートで独り暮らしをしながら、男子選手たちと練習をするようになる。栄は男子と練習することに批判的で、その上、コーチとしての自分が否定されたと思ったのであろう。

   第二の恩師は田名部力(46)というアテネ五輪で銅メダルを獲得した人間。伊調に組手などの技術をイチから教え込んだという。栄は田名部に、今後は伊調のコーチをするなといい放ったそうだ。4連覇後に伊調は警視庁レスリング部への出入りを禁じられ、田名部も警視庁のコーチを外されてしまったのである。

   伊調は週刊文春のインタビューに答えて、<「田名部コーチがああいう状況なので、また(誰かに)ご迷惑をかけるんじゃないかと思ってしまいます。それに現役を続けるとなると、栄体制の元でやるしかないので、また色んなことを我慢しながらやっていくとなると......。朝練とか午後練も練習環境がしっかり整わないと、なかなか腹をくくれない部分があります」>

   週刊文春の直撃に、栄は「東京五輪に出たければ出ればいいだけの話」「なんで俺が一選手に悩まされなきゃいけないのか」と嘯いている。

   伊調の方も、「そういう体制は変えていきたいですよね。だから(試合で)勝つしかないというか......、栄監督に勝つには。(内閣府の告発状について)聞き取り調査があれば受けようと思います。そこで真実をお話しできれば」と、決意は固い。

   コーチの中には、コーチした選手が活躍すると、自分も同じように偉くなったと錯覚する人間がいる。この栄というのはその典型なのであろう。ここまで決意して出した告発状を、内閣府は無視し続けているというが、これだけの選手の選手生命を賭けた一途なものを取り上げなければ、国民が許さないはずだ。

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