2024年 4月 26日 (金)

設楽悠太「1億円日本記録」まったく新しいマラソンの勝ち方

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「練習で30キロ以上走らない」「高地トレーニングはしない」

   そしてゴール。倒れこんで立ち上がれなかった。足の痛みが限界だったという。しかし、その後の会見で「まだ1、2分は記録は伸びる」と言い放った。理由は設楽の「自分流」だ。「練習では30キロ以上は走らない」「高地トレーニングはしない」「野菜は嫌い。お菓子が大好き」を貫く。「走り込んで結果を出すのは昔の話。効率よく練習することがマラソンで結果を残す近道だと思います。昨年9月、ハーフマラソンの日本記録を出した時から、練習方法を変えました」という。

   日本のマラソン界は、今までのやり方で自信を失いかけていた。今回、設楽が自分のやり方で結果を出したインパクトは大きい。この2か月で5回もレースに出ているが、4回は22.4キロ、13キロ、21キロ、16キロとどれも短い。ただ、「レースの3日前には必ず25キロから30キロの長距離走をします」

   金さんは「これもこれまでとは違いますね。レースが近づくと、スピードは上げるが、長い距離は走らなかったんです。逆ですね」と解説する。

   双子の兄の啓太さんも陸上選手だ。ずっと兄の陰に隠れていたというが、東洋大では箱根駅伝で3回の区間賞に輝いた。そして、兄にも勝つようになった。その兄は昨年故障して、次の琵琶湖マラソンで復活をかけるそうだ。「双子でなかったら陸上を続けてなかったですね。兄貴の復活を信じています」

   東京マラソン1位のディクソン・チュンバ選手(ケニヤ)のタイムは2時間5分30秒だった。設楽とは41秒も違う。いかに日本記録おめでとうの番組とはいえ、これに触れなかったのは納得できない。世界での位置づけをきっちりと示さないと話がおかしくなる。

   *NHKクローズアップ現代+(2018年3月1日放送「東京五輪へ"新星"登場!~マラソン日本新・設楽悠太~」)

文   ヤンヤン
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