<日曜劇場「99.9-刑事専門士-Season2」>(TBS系)
小ネタでいじってストーリーは本格法曹ドラマ!いい役当てた松潤
刑事専門弁護士たちが0.1%の無罪判決の可能性にかけて、事件の隠された真実を解き明かすリーガル・エンターテイメントで、2016年4月に放送された続編である
見どころは、なんといっても、前回同様、松本潤演じる弁護士・深山大翔のダジャレ&おやじギャグを含む小ネタの数々。参考までに、これまでの小ネタをプレイバックしてみよう。
焼き肉屋では「いただきますだおかだ」、看板を見て「カンバンハ(こんばんは)」「ちょっとカンバン(勘弁)してよ」。「絶対に間違いありま千と千尋の神隠し」というのもあった。
競馬のレースの名前が「咲雷賞(櫻井翔)」に「愛川賞(哀川翔)」。池の名前が「いろけよりく池(色気より食い気)」、「オオスギレンタル(大杉漣)」、契約書の「ゲイツビルディング株式会社(ビル・ゲイツ)」「株式会社斉藤工務店(斉藤工)」「所商事株式会社 代表取締役会長 所譲二(所ジョージ)」「三谷工機(三谷工機)」に「くらもと倉庫(倉本聰)」と、これでもかという小ネタ攻めだ。
居酒屋のメニューに書類に看板に、もうあらゆる画面のあちこちに小ネタが仕込まれていて、一瞬たりとも油断ができない。
オカダ・カズチカ、ヒャダイン、松本零士・・・あっと驚く異色ゲスト
もうひとつ大きな特徴はゲストの顔ぶれのクセが強い。11日(2018年3月)放送の第8話では、広島カープの緒方孝一監督の妻であり、タレントの緒方かな子(旧芸名・中条かな子)が、佐野史郎演じる藤堂雅彦の愛人スナックママ・ゆう実役で出演していたが、ほかにも、プロレスラーのオカダ・カズチカや、ヒャダイン、松本零士まで、よく出演交渉したなあという異色ゲストの出演にざわつく。
第3話では宇崎竜童と安達祐実がゲストだったが、宇崎に「アンタあの子のなんなのさ」、安達祐実に寝言で「同情するなら・・・」と言わせていた。さすがに「金をくれ!」までは言わなかったが、犬の名前も「リュウ」だったし、「家なき子」ネタでひといじりしていた。