熊本地震2年―空きあるの入居できない仮設住宅なぜ?いまだに物置や倉庫で軒先避難
2018.04.14 12:00
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震災2~3年に急増する孤独死
兵庫県立大大学院の室﨑益輝教授は「60万円の補助では修理はできません。制度が実態に追いついていない」という。「後出しジャンケンというんですが、後からでも制度を見直すべき。いま困ってる人を救わないといけない」
武田「高齢の方も多いし、健康が心配です」
室崎教授「避難生活の中で体を壊す人が出ます。阪神淡路大震災でも、2、3年目に孤独死する人が出ました。復興の過程で、必ず取り残される人が出るんです。地域で支え合うだけではなくて、日本全体で支えないと。支援のあり方を考えないといけないんです」
被災者にとって、2年は長いのか、あっという間なのか。いまや益城町がニュースになることはまずない。その意味では、熊本城の復旧工事は「熊本を忘れないで」という息の長い訴えになるのかもしれない。
*NHKクローズアップ現代+(2018年4月12日放送「ルポ 熊本地震2年 被災地の"現実"そして"希望"」)
文
ヤンヤン